ちなみに2015年11月11日(水)には日本版クリエイターの祭典「Adobe Live -Best of MAX-」が開催!
様々なフィールドで活躍するクリエイターが集結、デザイン、Web、映像、写真など、それぞれ独自のテクニックやノウハウをご紹介。
Adobe社のエキスパートによるCreative Cloudの最新Tipsやワークフローのご紹介もあります!
詳細はWebサイトにて
Ars Electronica FuturelabのMartina Mara氏のプレゼンテーションによれば、メルセデスはオートノマス・ビークルのコミュニケーション上の課題を、「車と搭乗者」「車と環境」「車と他の移動体(自転車や歩行者など)」の3つ関係に分類し、それぞれ研究していると説明しています。
例えば、歩行者に対してこれから静止して道を譲る意志があることを、人間の運転者が乗る車であればジェスチャーやアイコンタクトで伝えることができます。しかし、オートノマス・ビークルがそれらを伝えるための「言語」は、現在の交通マナーの中にはまだ存在しません。あるいは、人が手のひらを前に突き出す「止まれ」のジェスチャーに機械が反応するだろう、という期待(交通社会における規範)は、まだ確立していません。
今年のフェスティバルで行われたFuture Labのデモンストレーションでは、地上走行するタイプの(より現実の都市を走る自動車に近い)新しいオートノマスマシン「Shared Space Bots」が紹介されました。複数のマシンが互いの状況を認識しながら、それぞれの目的に応じて走行し、未来の交通環境をシミュレートします。
注目すべきなのは、これらが実際に走行するマシンとして実装されることで、「人」と「オートノマス」のあいだでインタラクションを行う環境全体をシミュレートできるようになる、という点です。オートノマスが「交通状況を把握」して「人にシグナルを送り」、そのことによって「マシンが人に道を譲ることができる環境」を実現する。その新しい規範の開発に、タンジブル・インターフェイスが応用されています。
小川:今回のサブタイトル「Habitats for the 21st Century」は「21世紀、人はどこで生きるか」という問いです。いま、予測できない課題や局面に対してどうやって「レジリエンス(弾力性、回復力、抵抗力)」をもつかがすごく問われている時代で、地球上で起こっている問題に触れています。この街=ポストシティは、世界中の街をコンパクトに凝縮させたエキシビションとして、あたかも街を歩き回るかのように体験できるというのをコンセプトにしています。ぼくらはこれをポップアップシティと呼んでいます。街がポップアップして、今日(フェスティバル最終日)で消えて無くなってしまう。そういう実験的な街なんです。
去年のフェスティバルは既存の街にアイディアをインストールしていくという手法でしたが、今年は今ぼくたちを取り囲む問いに基づいて、街自体を作っていきました。さまざまな社会課題に対するクリエイターたちの活動を通して、これからの街「ポストシティ」を考える大きなフレームになったんじゃないかなと思います。
小川:今回見てもらいたかったのが、街の多様性です。世界で起こっている街づくりのヒントを集めたいと思いました。
そういう意味で、大阪のナレッジキャピタルも、いま世界中で行われているクリエイティブセンターの先駆的な事例、ストラテジーだと思います。
去年から、ナレッジキャピタルと共同で、我々アルスエレクトロニカのいろんなフレーバーを大阪に持ち込んでいくというArs Electronica in the Knowledge Capitalというプログラムを続けてきました。今回はその逆の流れで、ナレッジキャピタルがどんなクリエイティブセンターを志向しているのか、どんな研究をしているのかを紹介しています。
日本ではなかなか出会えないヨーロッパの一般市民との交流やアルスエレクトロニカの市民参加の枠組みを体感することで、ナレッジキャピタルの持っている可能性やこれからのステップが確認できたというフィードバックをいただきました。
菊地:数年をかけたアップデート版という感じもしました。
今年プレゼンでおっしゃっていた、Inspired in Linzというのはすごくわかりやすいと思います。インスピレーションの深さをどんどん追求していると。
小川:Inspired in Linzというのは、Made in Japanと違っていて、そこへの愛着とか、エモーショナルな部分があって。僕はそれはすごく重要だなと思っています。ポイントはInspired in Japan(国)じゃないということ。Inspired in(街)ということです。その地域ユニットと人の関係がやっぱり、重要になっている。街自体が、クリエイターとかイノベーターとかを受け入れる、抱擁する装置としてますます重要性を持っていると思いますね。
台湾のクリエイターの作品で目に留まったのは、デザイン事務所のFive Metal Shop。地元の漁業メーカーをリ・ブランディングした実例を展示しており、CIだけでなく写真やイラストなどを洗練されたイメージで統合したウェブサイトや冊子などを制作。ローカリティを残しながらも、そのブランドにグローバルなクオリティを付加することに成功していた。
LipDub – Take a Chance, Take a Change! / Photo: Martin Hieslmair
街を舞台に一つの映像物語を作ろうというプロジェクトで、同時多発的に市民が起こすアクション、パレードが様々なカメラで撮影され、それらが一つの映像に仕上がるというものです。市民が参加することで、街の風景が変わってしまうアルスエレクトロニカ・フェスティバルならではの参加型プロジェクトだったと思います。これこそ、ことしのフェスティバルテーマ「C…what it takes to change」のCがCitizen(市民)だというステートメントと言えますね!
次に、アルスエレクトロニカの雰囲気を日本でも体感してもらえるような場作りを、積極的に展開しはじめたことです。例えば、Ars Electronica in the Knowledge Capitalというプログラム。大阪梅田のナレッジキャピタルは企業、研究機関、大学などによるオープンラボ形式で構成されていて、一般の人たちのフィードバックが得られるイノベーションセンターになっています。たとえば、大手前学園のスイーツのラボとか。面白いですよね。我々のプログラムは、春、夏、秋、冬と季節ごとにこの大阪のイノベーションハブにイベントを展開するもので、アルスメンバーと海外アーティスト、そして日本人アーティストによる、トーク、ワークショップ、展覧会イベントとして定着しつつあります。
第一回目は、Golan Levin(ゴラン・レヴィン)、エキソニモ、Gerfried Stocker(ゲルフリート・ストーカー)とぼくで、テーマは”CODE – the language of our time”。 3ヶ月間のミニ展示と、3日間のスペシャルプログラムで構成されています。第二回目は、Oron Catts(オロン・カッツ)、福原志保さん率いるBCL、日本のバイオアートを牽引する岩崎秀夫さん、そして僕で、テーマは”HYBRID –living in paradox”。実は両方とも、過去のアルスエレクトロニカ・フェスィバルのテーマなのですが、 アルスエレクトロニカが探求してきたテーマを再訪問することで新しい線となり、議論を広げてゆくようなプログラムを意識しています。東京ばかりに集中していた、メディア・アートのイベント、コミュニティを大阪にも仕掛けて行きたいと思っています。
Credit: Knowledge Capital
Credit: Knowledge Capital
2015年1月に開催された「Ars Electronica in the Knowledge Capital vol.02 HYBRID Living in Paradox アート x 生命科学の探求展」の様子 / Credit: Knowledge Capital
繰り返しになりますが、結局今まで、企業にとってのアートの位置づけを考えたときに、どうしても演出やデコレーションだったと思うんですよね。広告でも、なんかぼくら格好いいことやってますよ、というところでどうしても終わって、企業の中に哲学の中枢に積極的に入っていくものではなかった。いわゆるCSR活動(Corporate Social Responsibility 企業の社会的責任)と呼ばれているものは、どうしても飾りの域を超えなかったと思います。
DIRECTOR: Kenji Yamashita
PRODUCER: Catherine Yi
AD+ EDITOR: Matt Anderson
DESIGNER: Rick Kuan
LEAD 2D ANIMATOR: Adam Stockett, Lu Liu, Mike Costabile
2D ANIMATOR: Rick Kuan, Nate Mullkien, Jingky Gilbert, David Lee
CELL ANIMATOR: Simon Ampel
LEAD COMPOSITOR: Eric Concepcion, Lu Liu
COMPOSITOR: Livio Huang
JR COMPOSITOR: Felicia Guest
3D ARTIST: Livio Huang, Warren Heimall
VFX SUPERVISOR: Eric Dehaven
COLORIST: Adrian Seery
COORDINATOR: Peter Rynsky, Kaori Watanabe
PA: Brian Criss, Erica Dillman
DP: Dylan Steinberg
AC: Alexa Carrol
STORYBOARD ARTIST: Roger Hom
LEAD PROP STYLIST: Maggie Ruder, Cat Navarro
PROP STYLIST: Courtney Dawley
ASSISTANT PROP STYLIST: Jason Jaring, Miles Debas, Phillip Kadowaki, Ellen Burke, Elizabeth Flogd, Brian Goodwin
KEY HAIR AND MAKEUP: Jodi King
HAIR AND MAKEUP: MyAnh Nguyen
FRAME MODELS NY AGENT: Jordan Morris
FRAME MODELS NY TALENT: Daniel Jones, Jake Dean Taylor, AJ Clarke
TALENT: Jacqueline Reyes, Phillip Kadowaki
SPECIAL THANKS: Alan Bibby, Madison Brigode, Ariella Amrami, Shuyi Wu, Rachel Rardin
PRODUCTION COMPANY: Logan
PROJECT MANAGEMENT: EPOCH Inc.
AGENCY: PARTY NY
■音
ジモウン/329
リチャード・ギャレット/Before Me
ラファエル・ロサノ=ヘメル/Voice Array
ダイアン・ランドリー/Knight of Infinite Resignation
毛利悠子/鬼火
カールステン・ニコライ/wellenwanne lfo
三原聡一郎/ 鈴
■空間
ランダム・インターナショナル/Rain Room
リチャード・ウィルソン/Turning the Place Over
ユナイテッド・ビジュアル・アーティスツ/Chorus
真鍋大度+石橋素/particles
三上晴子/欲望のコード
ユニバーサル・エブリシング/Communion
ルアーリ・グリン/Fearful Symmetry
マリ・ヴェロナキ/Fish-Bird
ロバート・ヘンケ/Fragile Territories
■スカルプチャー
チェ・ウラム/Scientific name: Anmopial Pennatus lunula Uram
トロイカ/Cloud
ゴラン・レヴィン、グレッグ・バルタス/Opto-Isolator
ダニエル・パラシオス/Waves
マリ・ヴェロナキ/Diamandini
宮島達男/Life(Rhizome) Series
ダン・グッズ、ニック・ヘイファマス、アーロン・コブリン/eCLOUD
アート・コム・スタジオ/Kinetic Sculpture – The Shapes of Things to Come
アート・コム・スタジオ/Kinetic Rain
■パフォーマンス
ラファエル・ロサノ=ヘメル/アモーダル・サスペンション―飛びかう光のメッセージ
ラファエル・ロサノ=ヘメル/Levels of Nothingness
ユナイテッド・ビジュアル・アーティスツ/Echo
クラウス・オーバーマイヤー、アルスエレクトロニカ・フューチャーラボ/Apparition
ワイカム インターラボ+安藤洋子/Reactor for Awareness in Motion(RAM)
高谷史郎/クロマ
■その他
ダニエル・シュルツ /ビッツビューティー/For Those Who See
ニクラス・ロイ/My Little Piece of Privacy
鳥光桃代/Inside Track
スズキユウリ、KIMURA /Breakfast Machine
スプツニ子!/菜の花ヒール
ダニエル・ロージン/Weave Mirror
ザ・ワーカーズ/After Dark
パク・ジョンホ/Boxes
ユリウス・フォン・ビスマルク、ベンヤミン・マウス/Perpetual Storytelling Apparatus
ユリウス・フォン・ビスマルク、ベンヤミン・マウス、リヒャルト・ヴィルヘルマー/Public Face
坂本龍一+高谷史郎/water state 1
ユークリッド(佐藤雅彦+桐山孝司)/指紋の池
BOSOZOKU
Music : DUB-Russell (made with MaxMSP)
Video : Yasuyuki Yoshida (made with TouchDesigner)
Performer : Shizu Mizuno
Illustration : Shizu Mizuno, hima://
Camera : Yusaku Aoki
3枚のミックステープがDazed & ConfusedやThe Japan Times、Noisey by VICEなどで紹介され、デビュー前より話題となっていた北海道出身の女性アーティストNoahが待望のファーストアルバムをリリースします。 『Sivutie』は白昼夢の光景を音像化した、彼女にとっての路地裏の世界。幼い頃から慣れ親しんだピアノ、教会から聞こえる聖歌隊のハーモニー、フランスの短編アニメーションのサウンドトラック、カリフォルニアのプロデューサーSELA.やヒューストンのラッパーSiddiqとの交流など、幼少の頃か ら現在に至る様々な影響をクラシック・マナーで咀嚼した美しくシネマティックなサウンドに仕上がりました。プールの水面を光がゆらめくようなドリーミーな アンビエントから神秘的なドローン/ノイズ、雪のようにピュアな歌声を繊細に重ね合わせ、時に官能的な瞬間さえ漂わすコーラスワークで力強く運ぶ夜の空気まで、過去4年間に作られた15の楽曲はそのまま空想の中で遊ぶ少女の成長の歴史となっています。英ガーディアン紙の選ぶNew Band Of The Weekへの選出、海外メディアからはAaliyah〜Jesse Ware、Lapaluxのメロウネス、Burialのメランコリーまでをも引き合いに出され注目を浴びる大型新人の登場です。
Disco Dogは、愛犬用LEDベスト。 スマートフォンアプリ経由で様々なアニメーションや文字を表示したり、色を変えたりと、さまざまな操作が可能。 その名前の通り楽しさはもちろん、Disco Dogは愛犬の安全を考えて開発されており、 暗い場所で光るベストは夜道を散歩するときに車や自転車に注意を促すことができる。また愛犬が遠くに行きすぎてしまいスマホとの接続が切れてしまった場合は、自動的に「LOST DOG」(迷い犬)のメッセージが表示する機能も。
Disco Dogはプロジェクト発表以来、アメリカのテレビ番組で取り上げられ、SXSWに参加するなど話題となっているよう。
プロジェクトはまだベータ段階であり、現在開発資金を募っているKickstarterを通して80着限定でこのプロダクトを生産予定。今後プロダクトデザイン・モバイルアプリともに改良されていく予定で、Disco Dogのロンチ・イベントがニューヨークで行われるという。
「LOST DOG」(迷い犬)のメッセージ表示
Disco Dogは、256個のフルカラーRGB- LED、マイコン、BLE(BlueTooth Low Energy)チップで構成されており、3.7Vリチウムポリマー電池(再充電可能)から給電される。サイズは犬の背中の長さ、腕周りに応じて3サイズが現在用意されている。
ターミナルの建設予算が通常のおよそ半分だったという本プロジェクトでは建築・デザイン面で徹底したローコスト空港となっている。
”more than 2 into 1”というキーワードのもと、ふたつ以上の機能をひとつに集約し、経済合理性が追求されている。予算の都合上、通常ターミナルで良く見かける動く歩道や電照式のサイン看板は設置されず、特徴的な陸上用のトラックが設置され、サイン表示を入れ、シンプルかつわかりやすい誘導となるようデザインされている。
2010年代以降のインターネット文化を背景にした独自のアプローチによって、デザイン、ファッション、アートなどの分野で活動している14名の作家たちが集結するグループ展「世界制作のプロトタイプ」が、4月18日から日暮里・higure17-15casで開催される。この展覧会にあたり、ネット上で2万字に及ぶステートメント「世界制作のプロトタイプによせて」を発表したキュレーターの上妻世海(コウヅマ セカイ)氏と、同展の参加作家であり、4月17日からはOUT of PLACE TOKIOで自身の個展も開催予定のHOUXO QUE(ホウコォ キュウ)氏が、開催を控えるふたつの展示の話を中心に対談を行った。