猫派か犬派か
どうして猫派と犬派は二元論になってしまうのだろう。
猫でも犬でもなくうさぎ派ですとか、
そういう意見は認められず、
地球上のひとは犬もしくは猫のどちらかに振り切ることになる。
100のメモリがあったとして、50の上にいたとしても、
どちらかの側につかなければならない。
ちょっと前まで、自分は強硬的猫派だと思っていた。
猫の画像を見るたびに胸がキュンとしたけど、
犬の画像を見てもなんとも思わないし、
町で猫をみかけるとカワイイと思うけど
犬をみてもなんとも思わなかった。
それがこのインスタグラム
を見て急変し、犬派に転向した。
こどもと犬とおとうさんとおかあさんが信頼しあって
生活をしている感じにやられたんだと思う。
以来猫の画像を見ても、かつて感じた胸のトキメキが
なくなった。人間はこんなに簡単に心変わりできるものかと
自分で自分が怖くなった。
いま、猫の画像を見てみる。
こういうやつ。
アホだなー。。しみじみ猫ってアホだ。
かつてのように「あああああかああわいいいいいい」というような
劣情が起こらなくなったいま、冷静に猫の画像と向き合うことができる。
なるほど。なかなか魅力的な動物のようだということがわかる。
猫を見てもなにも感じなくなったときは
「なんて心変わり!!人間の心がコワイ!!」と
戦慄したけど、むしろいまのほうが、
まっすぐ猫に向き合えているし、そのうえで、
やっぱり猫もいいものだとしみじみ思う。
人間万事塞翁が馬。
ilove.catのはっとりまどか嬢に
相談したら、そういう突然の転向はけっこうあるそうで安心した(なにに)。
ファナティックになることは必ずしも良いことではないし、
狂信がなくなってもそこに居続ける人はいるし、
いなくなる人はいなくなるのだから
そういうのってあんまり気にする必要がないと思う。
自分のペースでやるのがいちばん。
それにしても、なんで猫派か犬派かにわかれるんですかねえ。