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太宰治に「彼は昔の彼ならず」という小説がある。
私も最近「あんた変わったね」と言われる事が多い。
そういうのってじわりじわりと変わっていくもので
本人には一貫性があるので、自分だとあまりわからないものだ。

※このブログ、ずっと自分のことしか書いてないけど、
ブログだから一円にもならない文章しか
書かないということでご了承頂けますと幸いです。

変わったというので一番良く言われるのが
「髪が伸びた」
だ。これは会う全員に言われる。
まあ確かに伸びた。シールの髪も伸ばさなければならない。
ほかには「雰囲気が変わった」も頻出。
「最近いっつも疲れてますよね」も言われる。(そんな疲れてない)
一番衝撃だったのは行きつけのバーの主人に言われた
「笑い方が変わった、昔はそんな風に笑わなかった」
で、これはどう変わったのか自分ではまったくわからない。

あとはこの前来たオカンが新幹線に乗ったあとメールで
「何か落ち着いて綺麗になってたな〜」というのが来て、
オカンに外見のことを褒められたのは初めてなので
びっくりした。そういえばオカンは愛にあふれる子育て方法を採択し、
超甘やかして育ててくれたけど、外見を褒められたことはなかった。
愛する我が子が美人に生まれつくことができなかったので、
オカンなりに思うところがあったのだろう。
女の人は不美人だといろいろ生きるのが大変なのである。
でも主語がなかったので、妹の家が片付いているということかもしれないし、
新幹線の客席のことかもしれない。

昔の仲間が「あいつは変わった」って噂するのは、
だいたいその人が既存のコミュニティから別のところを選んで
離れていったことを指す場合が多い。

その人が考えて選択して居場所を変えていったということなら、
寂しくなるとは思うけどその人の人生を尊重してあげたほうがいいと思う。
その人の人生は(だれでもそうだけど)一回しかないからです。

もちろん悪いイデオロギーにはまって周囲に迷惑をかけるような
変わり方をしているのなら指摘して直すように
働きかけた方がいいと思うけど、そうじゃない場合は、
その人をつなぎとめられなかった原因が
選ばれなかったコミュニティの側にもあることが多いから、
それを見なおしたほうが建設的かもしれないな〜みたいな〜。

写真は世界最悪のインターフェースデザインと名高い
大阪の地下鉄券売機。