日本における写真文化のセンター的役割を果たすとともに、国際的な交流の拠点となることを目指す、全世界でも数少ない写真と映像の専門美術館「東京都写真美術館」。
美術館としての機能の他にも、1Fのショップやカフェや創作室、そして4Fの図書館など、複合施設としても広く利用されている。

開館以来の映像部門基本コンセプトである5つのテーマ

  • 「イマジネーションの表現」
  • 「アニメーション」
  • 「立体視」
  • 「拡大と縮小」
  • 「記録としての映像」
について、毎年ひとつずつ取り上げ、収蔵作品を中心に、多彩な特別展示とあわせて構成していくシリーズ企画 [映像をめぐる冒険]。3回目となる今年は、視覚原理「立体視」がテーマだ。
近頃はテレビやゲーム、映画やビデオなど、一般家庭にも広く浸透しつつある3Dを、1つの表現手法として捉え、多角的に3Dには何が可能なのかを検証していく。

19世紀中頃から近代までの原始的な立体写真や立体視装置と共に、立体視を利用した現代の作品も展示。
また、メディアアーティスト藤幡正樹の作品も、今回の3D表現探求の1つの到達地点として展示されるようだ。

23日に開催されるスペシャルライブ「Visual & Sound Programming for 3D」 では比嘉 了、鈴木英倫子、谷口暁彦などもアーティストが登場。
ほかにもアーティストトークやフロアレクチャーなど、多くのイベントが予定されている。



Information

映像をめぐる冒険vol.3
3Dヴィジョンズ -新たな表現を求めて-
http://www.syabi.com/contents/exhibition/index-334.html

日時: 2010年12月21日 ( 火 ) ~ 2011年2月13日 ( 日 )
    10:00-18:00(木、金は20:00まで)
    毎週月曜日休館(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
場所:東京都写真美術館
   http://www.syabi.com/
料金:一般 500(400)円/学生 400(320)円/中高生・65歳以上 250(200)円

( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、上記カード会員割引/
小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/東京都写真美術館友の会会員は無料/第3水曜日は65歳以上無料

スペシャル・ライブ「Visual & Sound Programming for 3D」
2010年12月23日(木・祝) 19:00~
出演:比嘉 了(アーティスト・プログラマー)、鈴木英倫子(造形作家・音楽家)、谷口暁彦(アーティスト)
会場:2階ラウンジ
※どなたでもご参加いただけます。

ほか、作家による作品解説、学芸員によるフロアレクチャーなどは東京写真美術館の専用ページを参照。
http://www.syabi.com/contents/exhibition/index-334.html


■ 主催 : 東京都 東京都写真美術館/産経新聞社
■ 支援 : 文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業 ■ 助成 : 公益財団法人 野村財団
■ 協力 : NECディスプレイソリューションズ株式会社 ■ 協賛 : 凸版印刷株式会社 
■ 後援 : サンケイスポーツ/夕刊フジ/フジサンケイビジネスアイ/iza!/SANKEI EXPRESS