国内外の現代美術作家の作品を中心にセレクトし展示・販売を行うギャラリー GALLERY TARGET にて、パリを拠点に世界中で精力的に活動するストリート・アーティスト”INVADER“による個展が10月29日から開催される。

「世界を侵略する」という名目で世界各都市にタイルを用いてATARIのスペース・インベーダーをモチーフにしたモザイクをゲリラ的に貼付ける活動で知られるINVADER。今回、2001年以来となる日本での個展では、彼が世界各都市にペーストしたInvaderから成るインスタレーションや、ルービックキューブでつくる作品(Rubikcubism)、立体作品などこれまで10年間の作家活動の集大成を披露する。

Invaderは日本で作られたゲームなので展示のタイトルは「HOME SWEET HOME(ただいま!)」。会場ではオリジナル作品の他にも「Invader kit」、版画、作品付き書籍などの
エディション作品の販売も予定している。


information

「HOME SWEET HOME」by INVADER
http://www.gallery-target.com/exhibition/
2010年10月29日(金) 〜 11月19日(金)
オープニング・レセプション:2010年10月29日(金)19:00 〜 21:00

会場:GALLERY TARGET
東京都渋谷区神宮前2-32-10

【アーティスト略歴】
INVADER(インベーダー)
INVADERの作品はテクノロジーが現代カルチャーに及ぼしている影響を、古来から存在するモザイクというテクニックをピキセルに見立てて見せている。1990年後半からATARIのスペース・インベーダーをモチーフにしたモザイクをパリの街にはりつけ始める。ともにパックマンや人気のある8ビット・キャラクター達もモチーフに使い、都市では当たり前に見る事ができるストリート・アートを作り出した。ペイントやステンシルではなくタイルを使うINVADERはデジタル・ネットワークがどれだけ今の自分たちの生活に変化をもたらしてきたかを体現している。現在世界40カ国でINVADERの
都市侵略を目にする事ができる。また作品自体もあらたにルービックキューブという素材を取り入れる事により今まで作ってきた平面作品を立体に生まれ変わらせている。INVADERはこの新しいムーブメント「Rubikcubism」の発信者である。
www.space-invaders.com