日常的な物質に電磁石やモーターなどを組み合わせた自作デバイスによって、どこか不可思議な世界を作り出すパフォーマンスやインスタレーションを展開している堀尾寛太の新作個展が渋谷区富ヶ谷のギャラリー「20202」にて開催される。

最近では、水戸芸術館「大友良英 アンサンブルズ2010-共振」への参加や、現在ICCにて開催中の「みえないちから展」への出展など精力的な活動を展開している堀尾寛太、今回が東京初個展になる。

堀尾の作品は、やかん、たわし、升など、身の回りにある道具が電磁石やモーター,マイクロフォンといったエレクトロニクスと組み合わされる事で、思いもよらない動きや音、光、連鎖を発生させる。電子回路や基板が身近なマテリアルとして映る堀尾の作品はいつも新しい発見にあふれている。

会場の「20202」はもともとマンションの一室で、ホワイトキューブではない独特の空間の中でどのように展開されるのかも気になるところ。

1月29日(土)には堀尾寛太によるソロライブ、2月14日(月)には梅田哲也クワクボリョウタとともにトークイベント「電子工作こだわりポイント比較会」が開催される。



Information

堀尾寛太展 HORIO Kanta solo exhibition
会期:2011年1月27日(木)〜3月5日(土)
時間:月・火15:00〜19:00 木〜土15:00〜20:00
休廊日:日・水
主催・会場:20202(ツーオーツーオーツー)
渋谷区富ヶ谷1-14-20 森林ハイツ202
URL:http://www.shinrin20202.jp/
入場:ドリンクオーダー(300円〜)

略歴:
堀尾 寛太 HORIO Kanta

http://kanta.but.jp/
1978年 広島生まれ
2004年 九州芸術工科大学大学院芸術工学専攻音響設計系 修了

ソロライブ
1/29(土)19:00open 19:30start
料金:¥1000(1ドリンク付)
出演:堀尾寛太

トークイベント:電子工作こだわりポイント比較会
2/14(月)19:00open 19:30start 
料金:¥1000
出演:堀尾寛太、梅田哲也クワクボリョウタ