11月20 日(土)、21 日(日)の2日間、東京工業大学大岡山キャンパスにて「Make: Tokyo Meeting 06」が開催される。
「Make: Tokyo Meeting」は、オライリー・ジャパン社が2006年8月から刊行する雑誌『Make: Technology on Your Time』(Make日本 語版)を背景に、DIY、電子工作、サイエンス、アートなど異なるジャンル のMakerたちの発表の場、交流の場として2008年より開催されている。テクノロジーを自由な発想で使ったユニークな作品とその作り手(Maker)が多数集合するイベントだ。
今年5月、同じ場所で開催された「Make: Tokyo Meeting 05」では200組を超える出展者に、来場者数7200名を記録。今回も出展者数は同じくらいとのことで、かなりの来場者数が見込まれる。
また、9月には岐阜県大垣市で初の東京以外でのイベント「Make: Ogaki Meeting 01」が開催され、 北海道から関西におよぶ出展者の数200、2日間で来場者数4000名を数え、大好評だった。Makeのムーブメントはいまや全国的な大きな広がりとなってきている。 「Make: Ogaki Meeting 01」はCBCNETでもレポートしているので、是非チェックしてみてほしい。
プログラムは、エレクトロニクス(電子工作)、自作楽器、ロボット、3Dプリンタ、謎の編み物など、作品展示、作り手(Maker)によるプレゼンテーション、 一般来場者が参加できるワークショップのほか、デモやトークイベント、パフォーマンス等が予定されている。
20日(土)13:30から、久保田晃弘氏(FabLab Japan/多摩美術大学) による「デジタル・ファブリケーションが拓くつくりかたの未来」や、21日(日)13:00から、ハードウェアハッカーのMitch Altman、Make: Online(本家)のMatt Mets、Nick Carrによる世界的なHackerspacesのムーブメントについてプレゼンテーションなど注目のプログラムが目白押しである。
(左)Vagabond Works
テオ・ヤンセン機構を駆動系に使った12脚の乗物。加重移動検出により移動方向、速度を制御。
(右)Suns & Moon Laboratory「ANIPOV」
自転車のホイールが回って光るアニメする。カラーでアニメーション出来る自転車。
Information
Make: Tokyo Meeting 06開催概要日時: 2010 年1 1 月20日(土)12:00 ~ 18:00、21 日(日)10:00 ~ 17:00
会場: 東京工業大学 大岡山キャンパス(東京都目黒区大岡山2-12-1)
体育館、西9号館、生協食堂ほか
東急大井町線、目黒線「大岡山駅」徒歩1分
http://www.titech.ac.jp/about/campus/o_googlemap.html(キャンパスマップ)
入場料: 無料
主催: 株式会社オライリー・ジャパン
共催: 東京工業大学、多摩美術大学 情報デザイン学科
協力: 東京工芸大学 インタラクティブメディア学科
スポンサー:株式会社インフロー、大人の科学マガジン、スイッチサイエンス、
株式会社ビート・クラフト、メカロボショップ
メディアスポンサー:アスキー・メディアワークス、技術評論社、CodeZine、RoboConマガジン
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[…] 「テクノ手芸」をご存知だろうか。 テクノ手芸部の提案する電子工作と手芸を結びつけた新しいクラフトの1つで、素材はフェルトや布や毛糸など何でもOK。 導電線やLED、Arduinoなどのマイコンといった専門的な素材も用いるが、フェルトやボタンなどのモチーフがそのギークさを良い意味で緩和し、取っ付きやすいものへ昇華している。実際の作品を見るとどれも可愛らしいものばかり(こちらで作品を見れます)。 手編みのぬいぐるみの目がLEDで光ったり、フェルトでARマーカーを作ったりと、暖かみある外見とのギャップからか、いままでの電子工作とは違うイメージとなっている。 先日行われたD♥Y at DICTIONARY CLUBやMake Meeting 06にも参加をしていたテクノ手芸部だが、今回、待望の書籍「テクノ手芸」を出版することになった。 テクノ手芸部のすてきな作品を一挙紹介するととも、フェルトや布で作る回路からArduinoを使った作例まで、作り方の解説、プログラムソースコードも含む充実した内容となっている。 「イントロダクション」ではLEDや電池、電子回路の基礎知識、導電糸の使い方など基本的な内容を、「チュートリアル」ではキツネの形をすると目が光る手袋「まばたきのキツネ」や自分のしっぽを噛むと目が光るへび「へびすけ」などおなじみのテクノ手芸の作り方を解説。「応用編」ではArduinoなどのマイコンを使い、作品にインタラクティブな動きをとり入れる方法などを解説していく。 電子工作の入門書としても非常に入りやすい作りとなっている。 画像付きの解説が丁寧に記されている。 使用素材なども詳細に明記されており、わかりやすい構成になっている。 やはり手芸なので、自分のオリジナルのアイディアを落としこむの楽しいところ。ぜひ、作例をヒントに、自らのオリジナルテクノ手芸を作って街に繰り出そう! […]