アキバタマビ21」は多摩美術大学が「3331 Arts Chiyoda」にスペースを借り受け運営する、若い芸術家たちのための作品発表の場である。

表現者を育てる美術大学が発表の場を確保し、卒業後のキャリア形成支援を行うことを目的とするアキバタマビ21。
主に2001年以降に入学した多摩美卒業生(大学院生を含む)によるグループ展を年間約8回開催したり、約1ヶ月の企画展やシンポジウムに使用している。

そんなアキバタマビ21の5回展は、多摩美の油画専攻を中心に集まった8名による「コンパンチタ」と名付けられた展覧会だ。
絵画を中心に、パフォーマンス、インスタレーション、トークイベントなど様々なイベントが予定されている。

20~30代の評論家、キュレーター、ライター、ギャラリスト、アーティスト、コレクター、アートファン、一般のアートに関わる若者などをゲストとして招き、各人の活動の紹介、及びそれぞれの視点から現代のアートとその周辺を好きに語ってもらう「アート座談(AtoZ)」にも是非注目したい。

Information

コンパンチタ
http://com-panin-citta.com/

–ある日、友人の注文したロールキャンバスは、配達員を困らせていた。本来実在しない「コンパンチタ」という場所が、宛先になっていたからだ。注文の際に、聞き間違えたのだろう。「コンパンチタ」と間違えられた「ホンカンチカ/本館地下」とは、かつて私たちが多摩美大在学時に、たまたまアトリエとして居合わせていた場所だ。本来のアトリエとは離れた所にあり、物理的にも機能的にも「番外地」のような場所で、集う人達でさえも流動的に変わる通路のような、広場のような雑多な場所だった。まさに「仲間が気ままに集う街」=「compagn’città」(伊)として機能していた–

日時:2010年12月1日(水)〜12月29日(水)
   11:00〜13:00/14:00〜19:00
   ※火曜休館
場所:アキバタマビ21
   http://akibatamabi21.com/

*オープニングパーティー:2010年12月4日(土)17:00〜

出品作家
加藤笑平 河野未彩 菊地容作 先 清野佳奈絵 堀彩野 マリロー 山口綾乃