『Tento』は、注目するヒト・モノ・テーマを、来場者が持って帰れる形にした、渋谷パルコが提案する新しいショップ型イベントだ。
ギャラリーなどで作品を眺めるだけで終わりにせず、「購入し、持ち帰る」という一連の行為で作品を身近に感じてもらいたいという想いから始まった。

そんな「Tento」が、今月19日から5日間に渡り開催するイベント「What’s Tokyo Culture!?」内で、20日より開催予定だ。
今回のテーマは「DIY」。
アーティストのアイディアが詰まった、ZINE(ジン)をはじめ、印刷・加工・製本などのスキルや、紙などを紹介。
ZINE やDM など印刷物をつくる際の表現の可能性を広げるアイディアを提案してくれる。

SHOPには弊社のリトルプレス出版部門PANORAMAをはじめ、移転後初の個展を間近に控えたギャラリーwaiting room、現在INVADERの個展で話題のGALLERY TARGETparapera show ∽(シミリス)を間近に控えているparaperaなど、他にも注目すべきレーベルや個人などの出店が数多い。

また会場では実際に体験することの出来るWORK SPACEとWORK SHOPも併設される。
WORK SPACEには印刷や加工に使用する機材・道具、様々な種類の紙などが揃えられており、手に取ることも可能だ。
WORK SHOPでは大原大次郎によるガリ版印刷の体験から、野口尚子のワックスペーパーづくり、大原健一郎の中綴じ・和綴じ・ミシン製本などの製本法を学ぶことが可能だ。
いずれも材料費込みの参加費と予約が必要だが、有意義なワークショップになることは間違いない。参加はしなくとも見学も可能らしいので、一見の価値は有りそうだ。

今回のTentoでは、手で触れることの出来るモノだけに限らず、様々な表現の幅であったり、製本や印刷の知識・技術など、目に見えないモノを「持ち帰る」ことが出来るのかもしれない。
是非足を運びたいイベントだ。

Information

IDEA SOURCE FOR DIY BY Tento
ZINE / PAPER / PRINT / MACHINING
http://www.parco-art.com/web/factory/tokyo_culture1011/

日時:2010年11月20日(土)〜11月23日(火)
   10:00〜21:00(11.20のみ11:30オープン)
場所:PARCO FACTORY(SHIBUYA PARCO PART1 6F)

入場無料

ZINE SHOP

金谷祐子、中嶋大介、CHOJIN CLUB、Books DANTALION、parapera、TOO MUCH、waiting room、galeria de muerte、青山|目黒、numabooks、ヌケメ、NANOOK、kvina、ASOKO、pap、sakumotto、Island、 PANORAMA、RED one PRESS、GALLERY TARGET

WORK SHOP

20日(土)12:00〜14:00 大原大次郎
『ガリ版少年タイポ』
ガリ版印刷を使って少年タイポのZINEをつくる

21日(日) 12:00〜14:00 野口尚子
『ワックスペーパーをつくろう』
包装紙や、茶封筒など色々な紙をワックスペーパーに

23日(火) 12:00〜14:00 大原健一郎
『色々な綴じ方で、本やノートをつくろう』
基本的な中綴じから、和綴じ・ミシン製本などに挑戦

参加費
¥1,000 ※材料費込み(予約制) ※学割あり(学生証をご提示ください)

予約方法(以下ウェブに詳細)
http://www.parco-art.com/web/factory/tokyo_culture1011/