メディアアート研究者として知られる、馬定延による書籍「日本メディアアート史」が昨年末に刊行された。
本書は、技術革新とともに進化してきた日本のメディアアートを、その時代背景に着目して論じるというスタイルで書かれている。
草月アートセンター、大阪万博、つくば科学博、ARTEC、セゾン文化、ARTLAB、ICC、そして大学教育、芸術家たちはそういった大きな国のイベントや企業、大学との関わりの中で、テクノロジー/マスメディア/社会といかにして切り結び、芸術表現を生み出してきたのか。
新進気鋭の研究者による待望の通史を、ぜひ手にとって読んでみてほしい。
2月26日には、NADiff a/p/a/r/tにて、『日本メディアアート史』刊行記念トークイベント「編み直されるアートの現在 ── 研究者の記述とアーティストの思考」も開催される。出演は馬定延、谷口暁彦、渡邉朋也。モデレーターは松井 茂。(予約は満席につき終了)
馬定延によるエッセイ「情報と物質と思い出横丁情報科学芸術アカデミー」
書評『日本メディアアート史』(メディア芸術カレントコンテンツ)
日本メディアアート史posted with amazlet at 15.02.25馬定延(マ・ジョンヨン)
アルテスパブリッシング
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Information
『日本メディアアート史』馬 定延http://artespublishing.com/books/86559-116-3/
定価:本体 2800 円【税別】
A5判・並製368頁
発売日:2014年12月20日
ISBN:978-4-86559-116-3 C0070
ジャンル:現代アート/美術
装丁:菊池周二
『日本メディアアート史』刊行記念トークイベント
「編み直されるアートの現在
── 研究者の記述とアーティストの思考」
2015年2月26日 [木]
20:00 – 22:00(19:30 開場)
入場料:1,000円(本書を当日御買上の方は無料)
会場:NADiff a/p/a/r/t 1F 店内
[出演]馬定延、谷口暁彦、渡邉朋也
[モデレーター]松井茂