世界的なメディア・アートの祭典として知られているオーストリアのリンツで開催される「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」が今年もスタートした。

なかなか現地まで見に行くのは大変だが、今回デザイン会社であるユニバ株式会社による同フェスティバルの様子を伝える実験的なプロジェクト『Real Time Web Logging in Linz』が開催期間に合わせて実施される。

同フェスティバルに合わせて3つの企画を予定している。
以下がその詳細。

Real Time Web Logging in Linz (リアルタイムウェブロギン・イン・リンツ)

9月1日より、リアルタイム通信とデータヴィジュアライジングの実験サイト「Real Time Web Logging (リアルタイムウェブロギン)」を公開。
実験サイトでは、近年可能になりつつある双方向のリアルタイム通信に注目して、ネットワーク越しの新しい現実感の可能性を探っていく。

リアルタイム・データを解釈するヴィジュアライジング・プログラムは、リンツに滞在するユニバのスタッフ、東京滞在スタッフがそれぞれフェスティバルの期間中(9月1日~9月6日予定)に開発し、実験サイトを通じてソース・プログラムごと公開されるというプロジェクト。

今回用意されるサーバサイドプログラムは、iPhone/iPadのセンサーが感知する加速度、地磁気、GPS電波強度などのデータを、Node.jsとSocket.IOによるリアルタイム通信の技術を使って、秒間数十回の頻度で配信する。
リアルタイム・データは、APIを通じて一般公開され、利用方法もサイトで案内される予定だ。


Real Time Web Logging @ Tokyo (リアルタイムウェブロギン・アット・東京)

9月2日~4日の期間中、ユニバのオフィス内でリアルタイムウェブロギン・イン・リンツと連動したパーティーを実施。リアルタイム・データ・ヴィジュアライジングを複数展示するほか、公開開発、リンツ滞在スタッフとのビデオチャットなども行われる。
イベントのスケジュールはプロジェクトのウェブサイトに。

アルスエレクトロニカ・フェスティバル2011 レポートサイト

9月中旬に、アルスエレクトロニカ・フェスティバルを日本向けに紹介するレポートサイトを公開予定。
リンツ滞在スタッフが取材したイベント紹介、インタビュー、旅行記などをアップ予定。


フェスティバル期間中ぜひ楽しみにしたいプロジェクトだ。
Real Time Web Logging (リアルタイムウェブロギン)

Information


Real Time Web Logging in Linz (リアルタイムウェブロギン・イン・リンツ)
2011年9月1日公開 (9月1日~9月6日期間中開発予定)
realtimeweblog.in

Real Time Web Logging @ Tokyo (リアルタイムウェブロギン・アット・東京)
2011年9月2日 20:00~23:00
2011年9月3日・4日 15:00~23:00
東京都渋谷区神宮前5-34-4 ジェイハウス 2F
(ユニバ株式会社内)
入場無料


ユニバ株式会社 (Uniba Inc.)
ユニバ株式会社はクロスメディア・クロスデバイス領域で活動するデザイン会社です。
多くのPC、モバイルを横断するウェブサービス、キャンペーン、サイトを手がけてきました。
近年はスマートフォン、デジタルサイネージ等の隆盛を受けて、新しいウェブ標準とメディアアートがクロスする領域に取り組んでいます。
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