©Cimatics


2011年9月、YCAM(山口情報芸術センター)での作品展示のため来日、山口(YCAM)・東京(渋谷WWW)でのコンサートを控えるオーディオ・ヴィジュアル・アーティスト黒川良一。

世界中のミュージアムやフェスティバルでの展示、パフォーマンスを重ねる中でそのアウトプットを先鋭化し続け、2010年、インスタレーション作品”rheo: 5 horizons”によりアルス・エレクトロニカ2010 Sound Art & Digital Music部門ゴールデン・ニカ(大賞)を受賞。また現在開催中のヴェネチア・ビエンナーレでは新作インスタレーション”Octfalls”を出展するなど、その表現は近年さらに国際的に脚光を浴びている。( Octfallsについてはこちら

日本から遠く離れ、ベルリンに拠点を置く孤高の作家の現在を切り取るメールインタビュー。

Text by Satoshi Hattori (Bridge)




ベルリン、ボーダレスな環境を求めて

BRDG :黒川さんと言えば、Silicomとして活動していたミュージシャンの青木孝允さんや映像作家である高木正勝さんなどと同世代で、2000年代初頭のいわば日本のエレクトロニカの黎明期から制作を開始し、現在に連なるオーディオ・ヴィジュアル表現の新しい世代を牽引するような存在でもあります。

昨年は文化庁メディア芸術祭への出展やHarajuku Performance+への参加もありましたが、今回のYCAMでの展示・公演と東京でのコンサートは黒川さんを中心に据えた企画となり、当時を知るオーディエンスにとっては「凱旋」というニュアンスもあると思います。まずはなぜ日本を離れ、ベルリンを居住環境 / 製作環境として選択されたのかという経緯をお聞きしたいと思います。

黒川 :ヨーロッパが活動のメインになりますので、こちらにベースを移した方が単純に移動距離が少なくて済むというのが大きな理由の一つでした。ベルリンを選択したのは、住む以前から仕事で何度も来る機会があり、好きな都市でしたし、ものを作る人間にとってはいい環境だと感じていました。またベルリンには自分の関係するコミュニティやプラットフォームが多くあり、仕事でつながりのある方も海外からよく来られるので、メールではなく直接やり取りしやすいというのもあります。

BRDG : ヨーロッパを中心に活動されていますが、東京や日本、あるいはその他の世界の都市でご自身の作品の受容のされ方に違いはありますか。

黒川 : 都市によって反応は様々ですが、それは僕の作品に対してというよりは国民性の違いなのかなと感じています。ヨーロッパでの機会の数が多いので、ヨーロッパで受容されていると思われるかもしれませんが、こちらにはオーディオヴィジュアル作品を扱うフェスティバルや組織が多いので必然的にこちらでの活動が多くなり日本を離れることになったのだと思います。


GENELECのサラウンド・モニタ環境が構築されたベルリンの自宅スタジオ。Max/MSP/Jitterは音響/映像の生成だけではなくマルチ・チャンネルの制御にも用いられる。©Ryoichi Kurokawa


ブリュッセルのCimaticsスタジオ。 ©Ryoichi Kurokawa

BRDG : 黒川さんは現在ブリュッセルのプロダクションCimaticsと契約して活動されています。アート・マネジメントのエージェントと共に制作を行うことは日本のメディア・アート界隈においてはまだ珍しいと思いますが、今後増えてくるのかも知れません。このような活動スタイルにはどのようなメリットや困難さが伴うのでしょうか。

黒川 : 元々Cimaticsはベルギーでのフェスティバルやイベントをプロデュースするオーディオヴィジュアルアートのプラットフォームでした。通常ミュージシャンであればレコード会社、芸術家であればギャラリーとエージェント契約することが多いと思います。

自分の場合、インスタレーションやコンサート、上映、リリースなど作品ごとにフォーマットが異なり、美術館や音楽フェスティバルなど発表の場も様々ですので、よりボーダレスに行き来してくれるような従来とは異なる窓口が必要になります。Cimaticsとはそういった意味で考えが近く、08年以来、共に作品を制作しています。日本での状況はわかりませんが、ヨーロッパではこういった組織がいくつか存在し、特に様々なアウトプットを持つようなメディアアーティストにとってはメリットが大きいと思います。ただまだ比較的新しいマネジメント業務で、困難ということではありませんが、Cimaticsにとってもプロダクション/エージェント業務はこれが初めてのことで、お互いに常に試みや改善など試行錯誤を繰り返し、現在も続けている状況です。既存のルールというものがない分、新しい意見も受け入れてもらえる反面、自分たちの基盤作りのため、話し合いなど多くの時間が必要にもなってきます。

音と映像を一つの共感覚的な単位として扱うこと


9月17日よりYCAMでの展示が開始される、オーディオ・ビジュアル・インスタレーション “rheo: 5 horizons”や、その原点であり、今回YCAM・渋谷WWWでの公演が予定されているパフォーマンス・バージョン”Rheo”では、”Synesthetic”(共感覚的)であることが重要なテーマになっている。

心理学において”Synesthesia”(共感覚)とは、複数感覚の混合(混線)状態、つまり聴覚刺激から視覚的感覚を受けたり、視覚刺激から聴覚的感覚を得たりするような知覚のあり方を指す。そのメカニズムについての議論はここではひとまずおくとして、黒川良一の表現に立ち会った鑑賞者は、フィールド・レコーディングされた音響/高精細な実写映像とコンピュータ・ジェネレイティブな音粒/グラフィック・パターンの動きが構成する複層的なレイヤーによって、より微細な知覚のあり方に気づかされ驚くことだろう。


BRDG : 共感覚というのは視覚/聴覚芸術史の中では古典的とも言える重要なテーマです。”rheo”シリーズではなぜ改めてこの共感覚というテーマにアプローチするに至ったのでしょうか。

黒川 : 今回あらためてテーマにしたというよりも”共感覚”は常に自分の作品において主題のひとつです。オーディオヴィジュアルという音と映像をひとつのものとして表現する際には共感覚的体験は非常にエフェクティブな現象だと思います。コンサートとして発表した”Rheo”からインスタレーション”rheo: 5 horizons”への移行ではより音と映像の輪郭を際立たせるため、余分な情報をそぎ落とし音と映像の振る舞いを強調したものとなっています。


コンサートピース “Rheo”より。注意深く意味を削ぎ落とされた風景が、時間軸の中で音響 / 映像を形成するパーティクルの運動へと解体されていく。©Ryoichi Kurokawa

BRDG : VJカルチャーを経由して現在では非常にカジュアルに音響の視覚化、グラフィックの音響化、あるいはそれらの同時生成がアルゴリズミックかつディジタルに行われるようになっていて、そこではすでにある知覚のモードから別のモードへ、という一方向性は必ずしも存在しなくなっているか、容易に接続出来るようになっているように思います。

そんな中でも、黒川さんの作品は環境音や実写映像とコンピュータ・ジェネレイティブな音響/映像のマテリアルが融合して非常に新鮮で洗練された知覚環境をつくり出している点に驚かされるのですが、作品制作の際にどのソースから着手するかという傾向はあるのでしょうか。また、音響/映像の生成や、具体音/映像とのタイムライン上でのコンポジションはどのようなプロセスで行われるのでしょうか。

黒川 : どのソースから取りかかるかは作品によって変わってきますが、具体映像や音が作品の軸になることが多いので、それら実写映像や環境音から手を付けることが多くなります。特に映像に関しては視認性が重要になる作品が多いので、抽象性とのバランスを考慮して具体をベースに構成していきます。

基本的に自分の作品ではオーディオヴィジュアルという形態が音の視覚化や映像の動きを音に変換したというものではなく、ひとつの単位として扱ってる意識が強く働いていて、アイデアの段階で音と映像を同時に描いています。これが既に共感覚的なものとして存在しているのかもしれませんが、それらがどういったフォーマット上に現れるのか、また時間的なコンポジションなどをメモとして記します。その後、実際に作品を空間に設置する際、建築的、彫刻的な要素が必要となってきますので、3Dモデリングをします。こういった全体的な骨組み、構成を明確にした後、必要な映像/音響素材のための撮影、録音に入り、PCでの作業に移ります。制作環境は作品によって使用ツールも変わってきますが、音響/映像の処理や生成にはMaxやProcessing、編集はNuendoやFinalCutProを使うことが多いです。

コンテンツとしての音と映像によって共感覚的体験を誘導するというのはもちろんですが、音と映像の振る舞いや動きを時間的だけでなく、さらに空間的にも同調させ、違った次元での知覚体験を誘発できればと考えています。

BRDG : そのような音響/映像に対する黒川さん自身の知覚のあり方、共感覚的な音やかたち、動きの連動性の感覚はどのように形成されたのでしょうか。制作活動を通じて音響/映像のとらえ方が変遷してきたとすれば、その変化をもたらした決定的な契機について教えていただけますか。

黒川 : 僕は共感覚を保持している訳ではなく、そもそもこの知覚現象に関しては殆ど知らずに制作していました。2003年のリリース(*注) 後に作品に対して非常に多くの方から共感覚についての意見をいただいたことが具体的に知るきっかけになりました。それ以降共感覚的体験を導くことが主題の一つになっています。それまでは無意識的に実践していましたが、以降はどの作品の制作時にも意識が働いてると思います。共感覚については、この現象をテーマにしている芸術作品からというより、その頃に読んだリチャード・E・シトーウィックの著書が大きな契機のひとつになっています。

*注 「2003年のリリース」: PROGRESSIVE FOrMよりCD/DVDのフォーマットでリリースされた”COPYNATURE”を指す。

BRDG : 過去や同時代のアーティストで音響/映像の共感覚性という観点からシンパシーを持っていたり、また逆にご自身とは全く違うアプローチをしているという意味で興味をもっている作家はいますか。それはどのような理由からでしょうか。

黒川 : 共感覚を持つ方の作品は、保持しない僕の作品とはアプローチが全く異なるので非常に刺激的です。僕の場合、保持者が作るのもではなく、またこの現象そのものがテーマではなく共感覚的体験を導くことに重点をおいており、共感覚と共通認識のバランスを保つことが重要になってきます。

BRDG : 過去には”celeritas”(2009)”における胎児の身体のモチーフや、”Paralell Head”(2008)での物体や風景映像のインデックスの羅列など、意味や記憶をまとったイメージが作品コンセプトと密接に結びついたかたちで用いられているようにも思います。一方で”rheo: 5 horizons”については「音響と映像が一体化した彫刻」とご自身で表現されていますが、時空間上の共感覚的なコンポジションの中で、響きや動き、かたち、光という純粋な知覚刺激としての音響/映像と、意味や記憶を不可避に帯びてしまう音響/映像はどのように対置可能なのでしょうか。

黒川 : 作品によって異なりますが、映像においては、多くの作品で視認性が重要になってきます。具体映像は記憶と照合しやすく、意味を与えてしまい、無意識にコントロールしてしまうことが多くなってしまいます。純粋な知覚刺激としては、意味などの他の情報が削ぎ落とされた光の方に強度があると思っています。この視認性と抽象性の時間的/空間的なコンポジションは、複数の意味を持ちつつ、ただ一つのみに決定づけるのを避けるよう構成することが多いです。音では若干感覚が異なりますが、同じような方向で扱っています。ただ、作品によってはより抽象的な作品もあり、その構成やバランスは変わりますので一概に言えません。


現在ヴェネチア・ビエンナーレ2011 “Thousand Ways to Defeat Entropy”展 において展示中のインスタレーション”Octfalls” ©Ryoichi Kurokawa


インスタレーション”Octfalls”空間構成プラン。 ©Ryoichi Kurokawa

BRDG : 作品の展示・上演環境に着目すると、特にヨーロッパにベースを移されて以降、複数のプロジェクションやディスプレイ、サラウンド音響など、マルチ・チャンネルの音響/映像を用いるケースが多いですね。ヴェネチア・ビエンナーレで現在展示中のインスタレーション”Octfalls”なども、元兵器庫である会場のもつ空間特性もコンポジションの重要な要素になっているように見受けられます。一方で、メディア芸術祭にも出展された”rheo: 5 horizons”は5台の縦型ディスプレイとスピーカーのセットのみでハイクオリティな作品の巡回展示が可能であることの身軽さも感じました。サイトスペシフィックな作品や大規模な機材環境を要する作品と、巡回展示や上演が容易なポータブルな作品の展示形態はどのようなプロセスで導きだされるのでしょうか。

黒川 : アイデアの段階では、展示が容易にできるかどうかはあまり考えず自由に構想しています。実際の作品制作時に、正確な規模で計算した時点で、展示の容易なシンプルな形態になることもあれば、複雑でサイトスペシフィックな作品になることもあります。コンテンツのダイナミクスが大きい作品では、スケールが大きい程効果的だと考えていますので、構想時には知覚へのインパクトを考えると、多くの要件を求めることになり再現が困難なものにもなりますが、自身の作品の傾向としては規模の大きい、よりモニュメンタルな方向に向かっているように思います。一方で、シンプルな形態でのみ可能な微細な表現方法というものもありますので、自分のアイデアに最も適したフォーマットを考えています。

PanasonicのプラズマディスプレイTH 65PF12を格納するモノリスのフレーム。©Ryoichi Kurokawa


©Ryoichi Kurokawa


©Ryoichi Kurokawa


“Octfalls”のダイアグラム。モノリスの位置がシンプルな数列上に記述されている。©Ryoichi Kurokawa

音響 / 映像を軸に多様な感覚に揺さぶりをかける黒川の作品は空間的 / 建築的な規模に発展することも多く、ときに作品のポータビリティとのトレードオフを発生させることもにもなる。しかしそのような困難さを引き受けて徹底したクオリティを追求する作家の姿勢に呼応するように、黒川の作品を再現したいと名乗り出るミュージアムやフェスティバルは後を絶たない。世界各地のプラットフォームとのネットワークを形成しながら展示・上演の機会を獲得することで、質的にも制度的にも挑戦を繰り返し、自らオーディオ・ヴィジュアル表現の可能性を切り開いていると言えるだろう。


BRDG : 現在関心をもっているアーティストや作品、シーンなどについて教えていただけますか。

黒川 : 近年、物理や宇宙科学の視点からアートへの取り組みをよく目にします。CERNなどの著名な科学研究機関もアートの世界と連携していますし、科学者たちの知識やアイデアは自分にとっても刺激になり、新しい視点や発想をもたらしてくれるのではないかと思っています。

また最近のものではないですがMaryanne Amacherの”Plaything”はすばらしい音響作品でした。彼女は二年前に亡くなられましたが、今年このマルチチャンネルの作品が彼女と密接に働いていた仲間によって忠実に再現され、初めて聴くことができました。作品の心理音響による錯覚効果はもちろん、なによりもコンポジションが美しく、彼女の作品を体感できたことはいい経験になったと思います。

BRDG : これまで国内ではSketch ShowやHuman Audio Sponge (Sketch Show + 坂本龍一)、ACOなどミュージシャンのライブ映像なども手掛けていらっしゃいますが、今後コラボレーションなどは予定されているのでしょうか。

黒川 : ギリシャのサウンドアーティスト、Novi_Sadとのプロジェクトで彼の音へのシングルチャンネル映像を準備しています。しばらくシングルチャンネルの映像は制作していませんでしたし、また自分より若いアーティストとのコラボレーションは初めてのことなのでとてもいい機会だと思っています。

BRDG : 今後の活動予定を教えてください。

黒川 : 今年から来年にかけていくつかのプロジェクトを同時進行させております。近いプロジェクトで言うと、よりシンプルに共感覚的体験に焦点をあてたコンサートピース、アメリカのRMLへの10chスクリーンと8.2chサウンドのサラウンドシネマ作品、そしてフランスにあるル・フレノワ国立現代アートスタジオにてインスタレーションを準備中です。

BRDG : 多くのプロジェクトが控えていて楽しみですね。日本公演も待ち遠しいです。ご回答いただきありがとうございました。

今回の来日では、9月17日(土)のインスタレーション作品 “rheo: 5 horizons”の展示オープニングに合わせてYCAMでのライブコンサ—トシリーズ “sound tectonics #10″が、また翌週9月25日(土)には渋谷WWWでのコンサート”BRDG#4″が一日二公演のプログラムで開催される。

いずれも”Rheo”パフォーマンス・バージョンの上演となり、YCAMの山口公演では国内最高峰とも評されるオーディオ・ヴィジュアル環境によって、また東京公演では渋谷WWWの海外仕様240V駆動のFunction Oneを駆使したサラウンド・サウンドシステムと高精度の3面プロジェクションによって圧倒的なクオリティのコンサートピースを実現する。オーディオ・ヴィジュアル表現の最先端を開拓する黒川良一の表現に触れられる貴重な機会に、ぜひ立ち会って欲しい。


INFO

EXHIBITION :
scopic measure #13 黒川良一「rheo: 5 horizons」
会期:2011年9月17日(土)-11月13日(日)10:00-19:00
会場 : 山口情報芸術センター[YCAM] スタジオB  入場無料

LIVE :
sound tectonics #10 @ YCAM
[出演] 黒川良一evala蓮沼執太チーム(蓮沼執太、石塚周太、権藤知彦、Jimanica、木下美紗都)
日時:2011年9月17日(土)19:00開演(開場は30分前)※未就学児入場不可
場所 : 山口情報芸術センター[YCAM] スタジオA
料金 : 前売 一般3,000円/any 会員・特別割引2,500円/25歳以下2,300円 当日3,500円[オールスタンディング]

電話:山口市文化振興財団チケットインフォメーション(YCAM内): 083-920-6111
セブンイレブン店頭:セブンコード012-327
インターネットでのご予約·購入 (24時間受付※要事前登録)

主催:公益財団法人山口市文化振興財団
後援:山口市、山口市教育委員会
支援:平成23年度優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業
協力:Cimatics
技術協力:YCAM InterLab
企画制作:山口情報芸術センター[YCAM]

BRDG #4 Ryoichi Kurokawa Concert In Tokyo @WWW, Shibuya

日時 : 9月25日(日) [各部280人限定]
第1部 OPEN 15:30/START 16:15
第2部 OPEN 19:30/START 20:30
場所 : 渋谷WWW
料金 : 前売り¥3,000/当日¥3,500 (ドリンク別) [オールスタンディング]
第1部・第2部 通し券 ¥5,600 (枚数限定、ドリンク別) ※第1部終了次第、一度退出して頂きます。
チケット詳細はこちら / チケットは渋谷WWW上の渋谷シネマライズにて店頭販売もしております。
http://bridge.tokyomax.jp/

出演 :
第1部
-MAIN FLOOR-
黒川良一 “Rheo”
NHK (Raster Noton/Important Records)
Typingmonkeys (平川紀道+野口久美子)
-2nd FLOOR-
DUB-Russell (+MUS) / m_e_t_o_m_e (from OSAKA) / Takeshi Kagamifuchi (Hz)

第2部
-MAIN FLOOR-
黒川良一 “Rheo”
evala (port, ATAK)
-2nd FLOOR-
Katsuhiro Chiba / hazcauch (vol4, from KOBE)

メインフロアPA:阿尾(sorto&nordo)
ホワイエ(ロビー) : LiFETONES+岸本智也

企画・主催 : Bridge
協力 :
渋谷WWW
FUNKTION-ONE JAPAN
TAKENAKA
Tokyo Max Users Group

アーティストプロフィール

黒川良一
RYOICHI KUROKAWA


1978年大阪生まれ。ベルリン在住アーティスト。現代美術、メディアアートの分野で活動。マルチチャンネルの映像/音響の3次元的な現象により、新しい共感覚的体験を導く作品を制作している。1999年よりビデオおよびサウンド作品の制作を開始し、以来映像/音楽をとりまく国内外の様々なアートフェスティバルにおいてインスタレーション展示、オーディオビジュアル作品のスクリーニングを行う。またHUMAN AUDIO SPONGE(元YMO: 現Sketch Show + Ryuichi Sakamoto)などミュージシャンのためのライブビジュアルの上演も行っており、CDやDVDのフォーマットでリリースされている作品も多い。

過去の展示、上演にはテート・モダン[UK]、アルス・エレクトロニカ[オーストリア]、MUTEK[カナダ]、MACBA[スペイン]などがある。
インスタレーション作品 “rheo: 5 horizons”がアルス・エレクトロニカ2010のDigital Music & Sound Art部門で大賞にあたるGolden Nicaを受賞するなど、近年さらなる国際的な評価を獲得している。

http://www.ryoichikurokawa.com/