現在、「高嶺格:とおくてよくみえない」が開催中の広島市現代美術館で行われる「ゲンビどこでも企画公募」が今年も開催される。企画の募集が6月1日から始まっている。

本企画は広島市現代美術館の様々な無料パブリックスペース(エントランスホール、ミュージアムスタジオ、ホワイエ、階段まわり等)と作品の魅力を互いに引き出しあうアイデアを募集し、実際に美術館で作品展示・発表する公募展だ。2007年から開催されており、今回で5度目の開催。

募集作品は絵画、立体、映像、インスタレーション、パフォーマンス等、ジャンルやメディアは一切問われず、美術館の様々なパブリックスペースの特徴を活かした作品で、空間と作品の魅力を互いに引き出しあっていることが重要なポイントとして審査される。

募集期間中には、応募希望者を対象に無料パブリックスペースをツアーで案内する「現地説明会」を開催するほか、ウェブサイトでもスペースの特徴や過去の入選作品の展示風景を掲載しているので、応募希望者は参考にしてみるといいかもしれない。
こうして展示に生かそうという視点で見てみると、改めて美術館内は特徴的なスペースが多いのが分かる。過去の展示風景はウェブサイトでも見ることが出来る(過去の展示風景

6月18日にはパブリックスペースをツアーで案内する現地説明会も開催される。
作品展示・発表プランの受付は募集期間は7月20日まで。アイディアがある方はぜひ応募してみては。

その後8月20日にウェブで入選者の発表が行われ、展示は9月17日からスタートとなる。
どんな展示になるかも楽しみにしたい。


Information

ゲンビどこでも企画公募2011
http://www.hcmca.cf.city.hiroshima.jp/web/dokodemo/index.html

応募方法、詳細は上記ウェブサイト参照。
募集期間:2011年6月1日(水)〜7月20日(水)必着


ゲンビどこでも企画公募2011展
会期:2001年9月17日(土)〜10月10日(月)入場無料
協力:オタフクソース株式会社、広島アンデルセン