D♥Y」はお店とお客、作り手と受け手といった一方向の関係ではなく、相互が作用しながらその場でしかできないモノやコトを生み出す場所としてスタートした、体験・共感型の新しいイベントだ。
クラフト、デザイン、アートやフードといった垣根を超えた、あらゆるジャンルから「D♥Y」的な活動をする人たちが参加し、イベント名である「D♥Y」には「DOとYOUを♥でつなぐ」という素敵な意味も込められている。

前回はCLASKA」開催され大盛況に終わり、今年二度目の開催となる今回は、10月30日、31日に渋谷の「ディクショナリー倶楽部」で行われた。

そんな「D♥Y at DICTIONARY CLUB」の初日の様子を、写真と共にさっくりとお伝えしたい。

30日は台風直撃も予想され、前日からTwitterの公式アカウントでは対策本部を開いたりと、大忙し。
当日の朝に「屋外プログラムを室内へ移しての予定通り開催」とツイートが。

会場は原宿駅から歩道橋を渡り、歩いて5分ほど。
まず好立地っぷりに驚き。ここももちろんリノベーション物件、さすがD♥Y。
緑も豊富で、ここで行われているART SCHOOLにも興味が湧いてしまう。
茂木健一郎と堀江貴文のトークショーが開催されたりなど目白押しなので、合わせてチェックしてみるのもいいかもしれない。


到着した頃には日も落ちており、台風の影響も心配されたが、割とにぎやかな雰囲気。
入場時に1000円を支払い、会場内の通貨である「♥(アイ)」に換金してもらう仕組み。
換金が済むと、手にDIYスタンプを押してもらっていざ入場!
文化祭のようでワクワクしてくる雰囲気だ。



会場近辺に漂っていた良い匂いの正体たち。
これらも全部「♥(アイ)」で購入する。
D♥Yは前回同様、FOOD関係が本当においしい!



1階の様子。
出来た物を売るというよりは、通貨を払ってその場で何かを作ってもらうという感じ。
リクエストももちろんその場で出来て、お客さんによって持ち帰る商品の形が違う様子は「D♥Y」ならではといったところ。




こちらは2階。
見たことない形のイスや、手作りポストカード、その場でパーツを選んで作るアクセサリーなど、種類は様々。
リノベーション物件だけあり所々に元の建物の雰囲気が残っていて、ギャラリーなどとはまた違ったアットホームな印象。



まるで友達の家に遊びに来ているような気楽さが漂ってくる。
この他にも様々な作り手によるトークショーやイベントなども行われていた。
(当日のタイムテーブル・参加者一覧)



最後は外の焼きバナナの出店ブースで、焚き火を囲みながら団らん。
手作りのモノをたくさん見ることができ、いろんなアイディアの交換ができる場所になっていた。
こうやって訪れた側も自然と「作る」ということに興味と感心を持っていける点は、まさにコンセプトの「DOとYOUを♥でつなぐ」に繋がっているように感じる。

「DIY」という括りの中に、様々な要素をふんだんに盛り込んだ「D♥Y」。
創作意欲を刺激されるのはもちろん、お祭り気分で息抜きに行ってみるのもいいかもしれない。
次回の開催も今から楽しみにしたい。

Text by MASHIMOFIFER