さてさて、今年の夏の終わり、AR三兄弟により発売された「AR三兄弟の企画書」。
発売後各方面から反響を呼び、「ABC本店 ビジネス書週刊ランキング」でも「AR三兄弟の企画書」が堂々の2位にランクインを果たすなど、世間的にもAR三兄弟の注目が増していることがよく分かる。

今回はまだこの本を手に取っていない人のために、簡単にさっくりとご紹介したい。

そもそもARとは?

AR(Augmented Reality=拡張現実)
知覚とその媒介となるメディアに余白を見出して拡張を遂げようとする概念および手法、つまり未来
(「AR三兄弟の企画書」より引用)

本書は、AR技術とはなんぞやといった導入に始まり、「セカイカメラ」との出会いや、VRとAR、拡張現実のもつ今後の可能性、WEBを始めとしたソーシャルストリームの話など、広く、そして小難しさを取っ払った構成となっている。
業界の方はもちろん、ARのことが全く分からない人でもすんなりと入っていける。
また、帯にはおなじみの「拡張」が施されており、WEBカメラに帯をかざすとTwitterを介した書評を見ることが出来る。

なぜ今ARなのか?そしてARがもたらす未来の技術とは。
ぜひ実際に手に取って、目を通してもらいたい。

長男・川田氏には、CBCNETでもDots & Linesにて連載をしてもらっており、「企画」という行動に対する川田氏の姿勢が伺えるので、こちらも併せて「うっかり」チェックして頂きたい。

AR三兄弟の企画書
AR三兄弟の企画書
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川田十夢
日経BP社
売り上げランキング: 9633



Information


AR三兄弟
http://ar3.jp/
プログラム・玩具・物語・テレビ・映画・ラジオ・音楽・自然現象など、ユニークな題材をマッシュアップすることで、メディアの可能性を拡張し続けている未来開発ユニット。その活動は多方面で反響を呼び、いまだかつてないクリエイター像をうっかり築いている。

川田十夢
http://alternativedesign.jp/
ALTERNATIVE DESIGN++主宰。
AR三兄弟の企画・設計者であり公私ともに長男でもある。メカー在籍時には特許開発に関わるなど技術にも明るく、斬新な発想で企画・設計・デザイン・執筆・講演・司会など、多岐に渡る活動を続けている。

「AR三兄弟の企画書」


http://ec.nikkeibp.co.jp/nsp/ar3bros/review.html

広告やプロモーションで注目され、「セカイカメラ」などで認知を得てきた「AR(拡張現実)」について、第一人者がその可能性と未来を解説する。
異色のユニット「AR三兄弟」は、テレビ、ラジオ、雑誌、本、広告を舞台に活躍する。
その斬新なアイデアはどこから生まれるのか。未来へどのようなインパクトを与えるのか。
自らのノウハウも明らかにする一冊。