昨年の開催では再び応募数、来場者数ともに記録を更新し、海外からも大きな注目を集めるフェスティバル「文化庁メディア芸術祭」の作品応募が7月15日(木)からいよいよ開始される。応募〆切は9月24日(金)。

募集部門は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門となる。対象作品は、インタラクティブアート、映像、デジタルフォト、グラフィック、ウェブ、ゲーム、アニメーション、漫画など。また、審査員には、部門ごとにグラフィックデザイナーの原研哉や映像クリエイターの寺井 弘典(P.I.C.S.)、映画監督の樋口真嗣、漫画家のかわぐちかいじらが名を連ねる。

昨年は世界54の国と地域から2,592作品の応募があり、来場者6万3千人を超えた。アート部門の最優秀作品は、前回同様海外のアーティストによる作品であったが、和田永をはじめ、若い日本のアーティストの受賞も目立った。今年のファスティバルは果たしてどうなるのか?受賞作品展は2011年2月2日から国立新美術館で開催予定。


平成22年[第14回]文化庁メディア芸術祭 作品募集

http://plaza.bunka.go.jp/festival/2010/entry/guideline.php

<募集部門>
【アート部門】
デジタル技術を用いて作られたアート作品
[インタラクティブアート、インスタレーション、映像、デジタルフォト、平面、Webなど]
【エンターテインメント部門】
デジタル技術を用いて作られたエンターテインメント作品
[ゲーム、遊具、映像(VFX 、CM、MVなど)、キャラクター、Webなど]
【アニメーション部門】
[劇場公開アニメーション、テレビアニメーション、オリジナルビデオアニメーション(OVA)、短編アニメーションなど]
【マンガ部門】
[ストーリーマンガ、コママンガ、自主制作マンガ、デジタルマンガなど]

<各賞>
部門ごとに高い芸術性と創造性を基準に、大賞1作品、優秀賞4作品、奨励賞1作品を選定します。 なお、審査委員会の推薦により、メディア芸術界に貢献のあった者に対して、功労賞を贈呈します。

[大 賞] 賞状(文部科学大臣賞)、トロフィー、副賞60万円
[優秀賞] 賞状(文部科学大臣賞)、トロフィー、副賞30万円
[奨励賞] 賞状(文部科学大臣賞)、トロフィー、副賞15万円

<発表・贈呈式・展示>
受賞発表:平成22年12月上旬
[贈呈式]:平成23年2月1日(火)
[受賞作品展]:平成23年2月2日(水)〜2月13日(日) 国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)
・受賞作品展では、受賞作品に加えて審査委員会推薦作品も展示します。
・受賞作品はWebサイトでも紹介します。 http://plaza.bunka.go.jp/
・受賞者へは12月上旬までに事務局から連絡します。

<審査員>
【アート部門】
岡﨑 乾二郎(近畿大学国際人文科学研究所教授)
後藤 繁雄(京都造形芸術大学教授)
四方 幸子(メディアアート・キュレーター)
関口 敦仁(情報科学芸術大学院大学(IAMAS)学長)
原 研哉(グラフィックデザイナー)

【エンターテインメント部門】
伊藤 ガビン(編集者)
内山 光司(クリエイティブディレクター)
斎藤 由多加(ゲームデザイナー)
寺井 弘典(映像クリエイター)
堀井 雄二(ゲームデザイナー)

【アニメーション部門】
伊藤 有壱(アニメーションディレクター)
氷川 竜介(アニメ評論家)
樋口 真嗣(映画監督)
古川 タク(アニメーション作家)
りんたろう(アニメーション監督)

【マンガ部門】
かわぐちかいじ(マンガ家)
さいとうちほ(マンガ家)
永井 豪(マンガ家)
細萱 敦(東京工芸大学准教授)
村上 知彦(神戸松蔭女子学院大学教授)

※その他の詳しい応募規定は下記URLからご覧下さい
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2010/entry/guideline.php