月刊誌『Web Designing』（毎日コミュニケーションズ）創刊時（2001年）から現在も続くデザインコラム「デザインにできること」の約10年分の連載をまとめ、再編集した本『デザインの風景』がBNNより発売されている。著者はデザイナー／アートディレクター／多摩美術大学教授の永原康史。

本書は2001年から2009年まで、社会の変化やデザイン／テクノロジーの潮流などを、デザイナー 永原康史が見つめ、デザイナーの視点で考察した記録となってる。「過去を語ることでしか未来を語る方法はない」という持論のもと、グラフィック、映像、タイポグラフィ、ブックデザイン、Web、インタラクション、アート…と、さまざまなジャンルの事象についてトピックを上げ、その歴史を紐解く。

各連載は2000字程度で100回以上分が収められている。ちょっとした時間に頭をリフレッシュするのにも最適。ゼロ年代と言われるこの10年間を改めて捉えなおし、未来への貴重なヒントが満載の一冊となっている。

また、刊行を記念して「電子ブックのコンテンツをいかに企画するか？」と題したトークショーを開催予定。出演は著者である永原康史の他、仲俣暁生（フリー編集者、マガジン「航」編集）、松本弦人（グラフィックデザイナー 、BCCKSコンセプトプランニング）の3名。参加希望の方はこちらからオンライン予約を行って下さい。

『デザインの風景』

デザインの風景

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永原 康史
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