BelgiumのNamurで開催されたKIKKってフェスティバルに来ました。展示とプレゼンテーション、WSとかやってるフェスティバルでなんと参加無料。

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WSはKyleの顔認識のWSとか面白そうなのも色々ありましたが、「Glitch Knit」という聞きづてならぬタイトルのWSを発見したので僕はそれに参加。せっかく参加するのでWSの予約を入れた時についでに「僕も似たようなプロジェクトやってて」的なメールを送り先に色々と情報交換をして、せっかくなのでニット用のパターン作るソフトをprocessingで書いてみたりしたら、やたらウケて、WSの時に紹介するからみんなでつかってみようみたいな流れになって始まる前からけっこう盛り上がりました。



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WSはfablab Shibuyaでやった時の感じと似たような感じでClaireのプレゼンから始まって、(ぼくもちょっと時間をもらって自分のハックのプロジェクトのこととソフトの説明を少々して)、グリッチイメージの作り方を教えてもらって、画像ができた人から編み始めるみたいな流れ。Glitchの方法はphotoshopで画像のサイズを調整してRAWで保存してwordpadで開いて文字を置換したり消したり足したりという感じで、0xedでやるのとまぁ似た感じ。RAWをaudacityで開いてエフェクトとか描けて保存してグリッチ書ける方法も紹介してて面白かった。

こちらWS講師のCLAIREのwebsiteblog

ニットマシンのHackはMar & VarvaraのKnitic

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Kniticに僕の作った画像が入ったとこ。

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編み上がったところ。縦の列に模様が反映されないバグがあって、あーみんなこういうの起きるんだなーと思いましたが、自分の書いたソフトなわけじゃないので直したりするのはムリだろーなーと思っていたら、終盤そのバグが直っててビビった。よくわからんなー

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展示はそんなにギャラリーは広くなくてカンファレンスほど気合入ってるわけじゃなかったけどこれがとても良かったです。



あと自分の過去作と瓜二つなターンテーブルお絵かきシーケンサ作品があって懐かしい気分になりました。

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カンファレンスは色々と面白いプレゼンが多くて見応えがありました。一番印象に残ったのはEvan Rothのプレゼンで最初の方にmisuse & hackって言っててmisuseってなんだと思って調べたら、誤用とのことで、腑に落ちました。iPhoneに残った指紋をとった作品とかタイトルが”unlock”とか”angry bird 1-1”とかのやつとか、レンタカーに段ボールとかで作ったカメラっぽいものを乗っけて、ストリートビュー撮影してるgoogle車の振りしてるやつとか、TEDでプレゼンしてるように写真取れるセットとか、全体的にかなり皮肉感が強くて笑える作品が多くて最高でした。

あとICCでもビデオを展示をしていたJOHN WOOD AND PAUL HARISSONのプレゼンはDVDを淡々とちょこちょこ喋りながら見せるという随分風変わりなプレゼンでしたが、彼らのビデオはまとめて見たことはなかったので大分面白かった。ビデオ・アートって言うよりコントに近い気がしたけど、コメディの文脈では明らかにないのですが、なんかバカっぽいことを淡々とやっててかなり面白かった。

あとANOUK WIPPRECHTが最高でした。最近は電子工作とか3Dプリントをファッションに応用みたいなプロジェクト多々ある感じですが、飛び抜けてカッコイイ印象。蜘蛛の足が動くのとかスモークが出るのとかカクテルがサーブされるのとか、機能的にも面白いのが多い。あと本人すごい美人。

で、一番最後のプレゼンがなんかNYの広告屋さんだったのだけど、まぁなんというか人目を引くのは最高に上手なんだろうけど、全然面白くなくて、やたら脱ぐし(しかも美人)、金はやたらかかってる感じだし、こういう感じ本当に嫌いだなーと久しぶりに感じました。ベルリンに居るとそういった広告臭みたいなものをほぼ感じずに済むので忘れていましたが、ああいったたぐいのものは東京いた時はかなり毛嫌いしていたなぁと思い出しました。

これからアントワープとか行ったり高花さんを訪ねにオランダ行ったりしまーす。