ビジュアル・ネットレーベル『Recode』の作品が届いた
以前CBCNETでも紹介したビジュアル・ネットレーベル『Recode』の作品が届きましたーよ。
このプロジェクトの詳細は以下記事を。
文芸誌『界遊』の企画/編集チームによる次世代の視覚表現の発展、普及を目指すビジュアル・ネットレーベル「Recode」がスタート
その第一弾として‘IMAGING IN DOTS’というテーマで3名のアーティスト、二艘木洋行、杉山峻輔、大楠孝太朗が作品をリリースしている。
といっても、サイトで見れるのはJPEGのみ。これがキャンパスに印刷されて届くというのだ。
以下が第一回のコンセプト文。
デジタル・グラフィック/アートの隆盛と発展はそのまま、PhotoshopやIllustrator、SAI等の描画ツールの普及と開発の足跡ともいえる。
RGBは数値化され、誰もが出したい色を瞬時に、同じように出すことができるようになった。塗りつぶした後も消した後を微塵も残さず、油彩と違ってその筆致を辿ることは、まずできない。しかしそういった、かつて多くささやかれた言説、ツールとその機能による作家性の均一化、技術の相対化はむしろツールがより浸透することによって自然と聞こえなくなった。
テクノロジーが生み出した作家たちは膨大にその作品を日々発表し続けている。
彼ら三者の作品はラップトップ一台から、場所を問わずに生み出される。ツールというインターフェースを用いて操作することで、計算機(コンピュータ)からデータを出力して描画する。その姿にかつてから紡がれてきた〝アート〟の歴史性は意味を持たない。
1bit、1bitの集積としての作品が示すものは現代で物をつくることの前提であり、ツールにあらかじめ組み込まれた描画パターンの間隙を刺す、テクノロジーとの思考のやり取りに他ならない。
購入したのは大楠孝太朗のこの作品。
実際、手にしてみると、その物質感と絵具にも見えるような肌触りは結構気に入りました。
一番小さいサイズのものでサイズ的にこんな感じ。
なかなか味わいがあるので興味ある方はぜひチェックチェックヨー。
http://recode.jp/
ハンナの横に置いてみた。