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2. We are the WORLD JAM BAND! - ジャムってみる

April 1, 2009
Shingo Ohno
Merce Deathという一人バンド活動もしている大野真吾による連載。第2回目は実際にジャムってみて見えてきたこと。

こんにちは、大野真吾a.k.a. Merce Deathです。

おかげさまで、第1回の連載の後、World Jam Bandのメンバーが2人(2ウィンドウ)追加されました!現在9人なので、ひとまずの目標である100人まであと91人、まだまだお待ちしておりますw。
とはいうものの今月はかなり忙しく、なかなかJamの時間がとれなかったのですが、それでもなんとか2回ほど機会をもうける事ができました。

こちらが1回目のダイジェスト映像です。

こうして見ると、なんとなく成立しているような感じがするのですが、1時間ほどのJamの中でいろいろと試行錯誤があり、この映像はその中でも一番まとまりがあるパートをピックアップした感じです。

上のビデオのJam参加人数は3人。ちなみに僕以外の二人は、会社から仕事中にPCで楽器が演奏できるソフトシンセを使って参戦!そもそもその状態がかなり未来的ですw。DTMの知識があまり無い僕としてはこういう参加の仕方があるというのが発見できたのも収穫でした。

そういえばUstreamがiPhone用のサービスを開始したようなので、iPhoneをお持ちの方であれば、それこそいつでも参加が可能になりそうです。手拍子でも、オナラでもなんでもいいです、繋がってジャムをしたい方はまだまだ参加者募集してますのでぜひ!

ohno02_01.jpg

そしてこちらの動画は、先ほどの動画の次の日に行われたものです。


そもそも、二日連続でやった理由というのは、僕の連絡ミスによるものでしたw。バンドメンバーの方々に送るメールに書かれた日付が、1日ずれていたんです。なので、前日に集まってくれたメンバーの方々は、僕のtwitterの書き込みを見て反射的に参加してくれたというわけだったのです。それにしても、あり得ない凡ミス。そういえば、今までバンドのリーダーってやった事無かったなあと・・。

で、2日目は結局僕を含めた2人(2チーム)だけの参加で、1時間ほどいろいろと試してみましたが、やはり3人の時よりも音数的に若干寂しい感じはありましたかね。でも、メールベースでしかやり取りしてなかった方々と、サイト越しで始めてお会いしたので、単純にそれだけでも嬉しかったですw。

ちなみに、メンバー間の連絡はYahoo!グループを使ったメーリングリストを作成して、ジャムを始めたい時にはそのMLにポストするという方式にしました。なんかもっとお洒落で2.0なやり方がありそうな気がするのですが、ひとまず初期の段階は一番わかりやすい方法にしてみました。でも、このあたりも試行錯誤中で、将来的に参加人数が増えればもっと良いやり方に変更するかもしれません。

さて、そんなよちよち歩きのWorld Jam Bandなのですが、何回かのJamの中でいろいろと見えて来た事があります。

人数が少ないと、寂しいw
これはですね、寂しいというのは心理的な問題もありますが、音的にもバリエーション感が弱く、また一人が出す音の数を多くしないとスカスカの印象になってしまうため、無理して沢山弾いて今度は逆に「弾きすぎカッコわるい」な状態になってしまう現象が確認できました。
そしてこれは後述の音のズレの問題にも関連してきます。例えば二人でズレていると、その二つは永遠にズレたままなんですけど、人数が多いと複数のズレが重なり合って時々「いい感じ」になる時があるんですね。なので、より多くの人数で意識的に演奏していけば、「いい感じ」が起こる確率が上がって、あわよくばずっといい感じでいけるのでは無いか、というポジティブな妄想をしております。

音量のバランスが難しい
これは、実際に音を出しながらなんとなく確認をしていくしか無いのですが、出音がまちまちになりがちですね。基準となる音量っていうのも、なかなか決めにくいのであくまでも感覚的にやる(もちろんレベルメーターはありますが)しか無い感じがしました。まあ普通のバンドもそうですけど、盛り上がると音がでかくなる傾向がありますw。

音が遅れるので、ズレズレになる(以前からわかっていたが改めて)
現状、感覚値ですがジャーンとギターを弾いて2秒後くらいにUstreamウィンドウ内の音がするような状態です。要するに、サーバを経由している間にそのくらいの時間が経っているという事ですね。一つのhtmlにUstreamのウィンドウを沢山貼付けているので、よけい読み込みが遅くなっているのかもしれませんが。
ところが一つ目のビデオを見ると、僕が弾いているギターやベースのパートと、みんなが演奏した音が比較的合っているように聴こえるかと思います。実はこれ自分の出音はサーバを介していないモニター音の方をONにしているんです。そして、WJBサイトに貼付けられた僕のウィンドウのボリュームをゼロにしぼる事で、こちらで鳴らしている音は、少なくとも僕自身にとってはズレていない状態だったんです。



jamming_01.jpg

しかしながらこれは、僕が聞いている状態と、お客さんが聞いている状態が同じでは無いという事を意味しているのですが、これらのズレ具合は同じバンドメンバー間でもネットやPCの環境の違いによって生じますし、住んでいる地域等様々な条件によって、そのズレは生じるはずです。つまり、このバンドの音楽は一人として同じ条件で聞く事ができないのですw。
それを考えるとですね、各プレイヤーが自分の環境を基準にサーバから出てくる音のズレを修正するように音を出したところで、どのみち皆さんが聞く環境ではズレてしまう。それであればプレイヤーはまず自分が気持ちよく演奏するためのセッティングにしておいて、その中で各自が楽しんで演奏する事が大事なのではないかと。で、そのように演奏された音の集積は結果的にきっと気持ちよいはず、と、今はそう考えています。

jamming_02.jpg

もしくは、仕組み的に解消するとしたら、音のパートだけは前回紹介したeJammingっていうオンラインジャムサービスのサイトを使って、Ustreamはあくまでもビジュアルを映すためだけに使うっていうのも一つの手としてあるかもしれません。その場合は、各メンバーはUstream側の音声入力を0にして、例えば僕のUstreamの音声入力からだけeJamming経由のみんながJamしている音を流す、みたいな。ちょっと解りにくいと思うので、図にしてみました。

ohno02_03.jpg

UsteramとeJammingの両方いっぺんに立ち上げてマシンは動くのかって話もありますが、eJammingのレイテンシーはほぼ0に近いので、一応マシンが動けばうまく行きそうな気もするけど、書いてるだけでも話がややこしい・・。参加のハードルも上がってしまうので、できればシンプルな構造で楽しくできたらいいなあと思っております。と言いつつ、実験につきあってくれるメンバーも募集しますw。

飛び入り参加できると良さそう

現在は、UstreamのURLを送って頂いた方々のウィンドウを手作業で貼付けているので、参加したい場合には事前にその意思を表明していただく必要があるのですが、本当はもっと参加のハードルが低い方がいいですよね。Jamを見て、面白そうだったらその場ですぐに参加できるような、そんな構造。
これは、やろうと思うとがっつり開発になってしまうので、ちょっと僕だけではどうにもできない感じではあるのですが・・。
ふらっと立ち寄った時に、誰でも参加できる仕組み、なんとか既存サービスの組み合わせだけで簡単にできないだろうか。このあたりも将来に向けて考えて行きたいですね。あ、Ustreamの中の人に提案すれば良いのか、どうだろうか。

メンバーのUstreamウィンドウの大きさと、チャットウィンドウの関係

ジャム中には、時々チャットで話す事があるのですが、今のWJBサイトのレイアウトだとチャットウィンドウが下にありすぎて、見えないんですよね。今のまま行くと100人どころか20人程度でもインターフェイス的には破綻しそうだなと。

WJB_window2.jpg

ちなみにメンバー数100人目指すというのは、100人で同時に演奏したいわけでは無く(それもやぶさかではないですがw)、100人くらいいると常に参加者が5〜6人はいられる状態ができるんじゃないかっていう事なんですよね。だから、あそこに100個ウィンドウが並んでいる必要は無くて、UstreamがON AIR状態になったウィンドウだけしかる大きさで表示される、みたいなのが理想なのかな〜と。

interface.jpg

まあそこは、飛び入りシステムみたいな事ができれば、関係なくなるのかもしれませんが。

あとは、ウィンドウの中はビジュアル的に動いていた方が生々しくていいなと思いました。これは個々のプレイヤーの方のスタイルなんで、もちろん強制ではありませんが、例えば手元とかでも面白いかもしれないし、あとはCamTwistの機能を使っていろいろとエフェクトをかけた映像にしちゃったり、同じくCamTwistの機能を使ってデスクトップ上のソフトシンセが映ってても面白いかもしれないですね。

oono02_camtwist_sample.jpg

様々なリアルタイムエフェクトが楽しいです。テロップなんかも余裕で入れられます。

oono02_camtwist.jpg

インターフェイスはこんな感じ。左側のメニューからwebカム、デスクトップ、指定したムービー等の入力ソースを選び、真ん中のエフェクト欄から好きなのを選んでクリックするだけです。また設定はセーブできますので、各showごとに設定を作っておいても良いかもですね。ちなみにキャプチャー内のSaved setupsのところに、World Tourの時の名残がありますw。

とまあそんな具合で、既にしていろいろな問題があるわけですが、とりあえず言える事は、いわゆるJamをする時に感じる『一緒に作り上げている感』だとか『一瞬先もどうなるかわからないようなスリル感』というようなものは、World Jam Bandでも同等に感じる事はできます。仕組みに問題がある分、むしろドキドキ感は通常の3倍くらい?w
次回以降は、うまくスケジューリングをして、同時参加人数がもう少し多い状態でどうなるのかというのを検証しながら、上記問題点をバンドのメンバーの方々と相談しながら少しずつ解消していければと思っています。

しつこいようですが、World Jam Bandでは常にメンバーを募集しております。また、楽器は苦手だけど上述の問題点ならすぐに解消できるからサイトの構築手伝ってもいいぞ、という方も常に募集しております。

World Jam Bandへの参加のしかた:

1. まずはUstreamにてアカウントを作成。サイトは英語版しか無いのですが『Ustream 使い方』あたりでググると日本語で解説してくれているページが沢山出てきますので、そちらを参照していただけると解りやすいかもしれません。

2. アカウントを作成したら、Create New Showから、自分のShowを作成してください。一つのアカウントで、何個もShowは作成できるので、World Jam Band用にShowを作っていただくと、後々よろしいかと思われます。

3. 各showには独自のURLが発行されます。My Showsの中にあるオレンジ色のBroadcast Nowボタンの横に『Go to Show URL』というリンクをクリックすると辿り着きます。例えば僕の場合は、以下のようなURLになります。
http://www.ustream.tv/channel/merce-death-for-world-jam-band

4. 発行されたURLを メールにて送ってください。僕の方で手作業でサイトに貼付けますw。

5. 楽器をPCに接続!オーディオインターフェイスのようなものがあればベストですが、普通のミキサーから変換でステレオミニプラグにして、PCのマイク入力に直接ぶちこむ感じでもそこそこいけました。ちなみにWorld Tourの時にはそのセッティングでした。カオシレーターとかなら、ステレオミニからステレオミニでいけちゃいますね。

6. あとは、演奏するだけ!

ということで、皆さんの参加をお待ちしております。
ではでは、また次回。

We are the World Jam Band!

Information

・4月10日poken nightにて演奏します。詳しくはこちら

・2009年4月25日(土)『動物園で、森本千絵展』にて、GIGをします。場所は九州にある『到津の森公園』という動物園。そもそも動物園で個展を開く時点でかなり笑えるのですが、Merce Deathはその個展の催し物として、動物達に向かってGIGをします、たぶんw。26日にはコンドルズも出るらしいです。個展自体は、3月28日〜5月 31日まで。GIGの内容に関してはまだ詳細決まってませんが、詳しい内容が決まり次第僕のblogにアップしますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!
http://www.shingoohno.com/

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