Short Interview with Shun Kawakami
Q:nullのコンセプトはどういったところからスタートしたのですか?その経緯を簡単に教えてください。
Shun Kawakami: 引き算なデザイン表現を行いたいなという気持ちが芽生えだして、そんなデザインをするプロジェクトしようと考えました。
そして、その気持ちを一語で表す言葉はないかなと仲間とランチしながら、話してたら、プログラム用語の「null」という言葉が出て来たんです(笑)
「引く事は、足す事でもある」と考えた表現をnullとしています。nullという言葉には、「ゼロにする」という意味があって、日本語で考えると「生るとか塗る」という響きになる。
偶然ですが、コンセプト通りのおもしろい言葉遊びができあがりました。
Q:作品たちを見ると同じような空気感があるように感じます。どのように統一感をとったのでしょうか?また作品製作はどういった流れだったのでしょうか?
sk:まずは、引き算のデザイナーやアーティストに声をかけました。そして、コンセプトを伝え、どのような表現をしたいか聞き、少し、ディスカッションして、制作。
あがって来たグラフィックに対して、少し、温いアートディレクションをさせてもらいました(笑)
また、プリントする紙に気を使い、完成したグラフィックに合わせて、セレクトしていた紙にプリントしています。その紙は、日本的な質感のある和紙のようなものをセレクトして、全体の印象/肌触りの統一感を持たせています。
Q:このような多くの方が参加するプロジェクト形態どうでしたか?
sk:一緒に何かを作る事によって、たくさんのことを学ぶ事ができます。
そして、お互いに今までよりも、心地よいコミュニケーションやフレンドリーシップが生まれることもすごく意味のある。
各デザイナー独特の感覚や感性を垣間みれ、自分自身に新しい刺激を与えてくれます。
それによって、自分自身にない感覚や感性に気づかせてくれる。少し違う自分を見つけられているんじゃないかと思います。
Q:今回の感想、そして今後の展望は?
sk:とにかく、すごくいい出会いができたと感じています。
今後も自分自身に刺激を与えて、そして、出会いを大切にして進みたいと考えています。
null member// (from left)+39/takashi kamada (.spfdesign)/kei kawakami (asobi graphics)/wataru sumita/hideki owa/shun kawakami (artless)/koji nishida (rakugaki)/tadashi ura(gramix)
///photo by hideki owa.
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