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CBCNETでは何度も紹介しているYCAM、この施設が山口県にあることで個人的にも東京以外で一番足を運んでいる場所となりました。

そんなYCAMは2013年11月に開館10周年を迎えます。そして10周年を記念して「アートと環境の未来・山口YCAM10周年記念祭」がいよいよ今週末から開催されます。10周年企画としてすごい量の展示やイベントが開催されます、なかなか九州以外からだと遠いイメージのある山口県。「YCAM気になってるけど、行ったことがない」という人はこの機会に行くのがオススメ!ということで、開催されるオススメイベントなどをご紹介!!ぜひこの機会に!

まず、会期は第一期と第二期に分かれていまして、第一期は今週末の7月6日から9月1日まで。
その期間中、YCAM館内と山口市中心商店街での展示や舞台公演、コンサート、ライブ、特集上映、ワークショップなどの多数の参加型イベントが開催されます。
気になるイベントや公演をチェックして、それに合わせて行くのがオススメです。

まずは第一期で長期間開催される作品展示やインスタレーション。

こちらは館内のスタジオBを中心に開催、世界中から気鋭の作家が参加しています。日本からはcontact Gonzoや平川紀道。7月6日、7日にはトークやオープニングイベントも。

こちらは今年前半に公募コンペティションを行なっていたのですが、その中から選ばれた作品たちが山口市中心商店街の各所で展示・イベントが行われます。

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こちらは昨年、企画展「glitchGROUND」で開催され大好評だった「コロガル公園」が今度は屋外に出現!スタートは07月26日からなので、オープニングイベントとはちょっと開始がずれています。子供たちが自由に創造していく公園なので、どんなことが起きるのかとても楽しみ。ちなみに今回はassistantさんが会場を考案ということでなおさら楽しみですね。

こちらはYCAMのホワイエで展示。世界各地にある樹木の電位データを元に坂本龍一氏が音楽を制作。電位データに合わせて、 各地域の樹木が生息する環境情報を高谷史郎氏によるビジュアル・ディレクションにより、音楽と樹木の関係を視覚的に表現するというもの。開始は7月26日 (金) から。

さて続いてはライブ公園やイベント関連。

まず注目なのはYCAMDOMMUNE。ご存知、宇川直宏さんによるDOMMUNEが山口の商店街に出現。もちろんインターネット放送もされるのでこちらはプログラムをチェックしてください。「宇川直宏、DOMMUNEを語る」、「都築響一による「旅館 西の雅常盤『女将劇場』」生中継!」、『ILLREMEの「ヒップホップっこども新聞」』などなどこれまた楽しみな企画がズラリ。最初の放送は7月6日(土)の「宇川直宏、DOMMUNEを語る」、出演は宇川直宏、エキソニモ、 渡邉朋也(思い出横丁情報科学芸術アカデミー)!

そしてその一環として7月27日にはYCAMDOMMUNELIVEが開催されます。こちらは坂本龍一氏やヤン富田氏ら豪華メンバーが参加。

いやーーそれにしても展示&イベントが多い!

さてさて、ライブやパフォーマンスとしては、オープニングを飾るTHE OPENING LIVE CONCERTこちらは坂本龍一、上野耕路、テイラー・デュプリー、ILLUHAらが参加。7月13日〜15日には作曲家・演出家ハイナー・ゲッベルスによるStifters Dingeの公演があります。
以下は「Stifters Dinge」の紹介ムービー。


続いて、上映イベントとしては
こちらは7月27日の夜からオールナイトで開催。監修は土居伸彰さん。MCには水江未来さんやピーター・ミラード氏も参加。

映画評論家/boid主宰の樋口泰人氏が、吉祥寺バウスシアターを拠点に全国各所で開催している「爆音映画祭」がYCAM初登場!8月23日〜25日に開催。

YCAMの目の前はひろ~い芝生の公園なのですが、この上映イベントは野外で開催。こちらは 無料で8月9日〜11日の開催。
以下は以前開催されたときの様子。
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星空上映会の期間となる10日、11日の日中はYamaguchi Mini Maker Faireも。世界的なD.I.Yの祭典が西日本初の開催!


またまた注目なのは8月24日〜26日にcontact Gonzoが森の中で開催する参加型ワークショップhey you, ask the animals.(ヘイ・ユー、アスク・ジ・アニマルズ)/テリトリー、気配、そして動作についての考察
contact Gonzoによる制作風景も特設サイトで公開されているのですが何やらスゴイことになってそう。
http://gonzoycam.tumblr.com/

すごい体験が出来そうなワークショップですが、各回は定員が25名となっているので参加したいひとは早めのお申込みを!

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あと、一般非公開となりますが、8月7日から一週間に渡って「openFrameworks[OF] / YCAMデベロッパーカンファレンス」も開催されます。以前デトロイトで開催されたときの田所さんによるレポはCBCNETにが上がってます。


さて、ザザーーーっと紹介してみましたが、盛りだくさんすぎる量と質の企画が満載!関係者や制作スタッフさんがすごい大変そう、頑張ってください!楽しみにしてます!

どれに行くか迷いますが、イベントや公演に合わせて展示も開催されてる期間にいくのが良いかなと。
個人的にはオープニングあたりか、maker faireや上映イベントがあるお盆付近か、contact Gonzoと山籠りするか、その辺りを狙っています。

関東から行く場合は、福岡もついでに、というコースもオススメです。
ぜひこの機会、YCAMを堪能しよーー!


DSC03453 YCAM10周年記念祭関連のフライヤーだけでもこの量!


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