先月、NYに行ったとき、たまたま友人であるKyle McDonaldくんも参加しているグループ展がbitformsギャラリーでありました。ここではオシャレなアーティストたちの展示をよくやっているのですが、このグループ展でいくつか面白かった作品があったのでさっくりご紹介。

ベルリンを拠点にするSebastian Schmiegによる作品シリーズ “Search by Image”、継続中のシリーズで、グループ展では最新作が小さなモニターで流れていましたが、ネットに上がっていた上記のは2011年のもの。

とてもシンプルな作品。上記の映像はGoogleの画像による画像検索(画像検索に画像をドラッグ&ドロップするとできるアレ)を400×225px の透過PNG画像からスタートし、繰り返し検索にかけた一連の結果を動画にしたもの。

とても単純ですが、徐々に浮かび上がってくる風景と突拍子もない方向へ向かうのがなんとも面白い。
ちなみに、当然画像のループが発生することもあるようで、以前使われた同じ画像に当たった場合は次に一番類似している画像になっているということ。(vimeoのコメント欄より)
伝言ゲームのような、またコンピュータの在り方を映しだすような作品。「コンピューターと我々は決して理解し合うことは出来ない、処理結果を受け入れるだけだ」みたいなこと誰かエラい人が言ってたとか、言ってないとか。
同じような繰り返し処理系の作品は他にもあった気がしたのですが思い出せず。

このシリーズはいくつかあり、以下は50×50pxの”spacer” gif を検索の最初にしたもの。
ほかにも自分の写真や地球のイメージを最初にしたものなどもあります→こちらから

さっくり紹介シリーズは定期的にポストしていきたい。





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http://www.sebastianschmieg.com/searchbyimage/