Home > Article > Interview

James Paterson
Adobe MAX Japan 2007直前インタビュー

October 19, 2007 6:42 PM

fitc_max_james_top.jpg11月1日2日に開催が迫った「Adobe MAX Japan 2007」。「FITC」のスペシャルセッションに出演するJames Patersonへの直前インタビューをお届けします。



CBCNET:こんにちは!CBCNETは以前からJamesの作品を見てきて、来日を楽しみにしています。このような大きなイベントで、東京に来るのはどういう気持ちですか?


fitc_max_james_01.jpgBlack Sheep
James:とても興奮しているよ。今回が初来日になるのだけど、ずっと日本には行ってみたかったんだ。僕の作品は日本のアートやアニメ、映画からすごく影響をうけていて、やっと日本の文化に直に触れられると思うとワクワクするよ。


CBCNET:あなたの事を知らない人のために、簡単に紹介をお願いします。

James:僕はアーティストで、今モントリオールに住んでいて、ドローイングとプログラミングを組み合わせるということに対してたくさんの時間を費やしているんだ。
また僕のコマーシャルな仕事は、TVコマーシャルやウェブ サイト、インタラクティブメディアなどを手がけている。


CBCNET:あなたはpresstube.cominsertsilence.com という2つサイトをやってますよね。
簡単にそれぞれについて教えていただけますか?

James:Presstubeは僕の遊び場なんだ。自分がつくったものや他の人と一緒にやったプロジェクトなんかを発表するところで、精力的に取り組んでいるドローリングのショーケースでもあるんだ。
InsertSilenceは僕のよい友人でもあるAmit Pitaruと、2000年から行っている共同プロジェクト。


CBCNET:イラストレーターとしてWebやFlashはJamesの表現にどのような影響を与えましたか?


fitc_max_james_02.jpgDavey Jones' Locker
James:僕は1997年からFlashを主な表現方法として使っていて、今では僕の描き方の一部に完全になってるんだ。
Flashは僕にとって生物学的なスケッチブックみたいなもので、自分のドローイングを紙から分離させ、僕が考え得うるどんな表現でも再現できるツールだと思うよ。
また、そのプログラミングのコンセプトやメソッドを知ることによって、ドローイングに対しての考えに変化があったし、今ではクリエイティビティへのアプローチする手法全般に影響を与えているんだ。


CBCNET:現在どんなことに興味がありますか?

James:今はゲーム的なアイディアや美学を自分のアートワークに組み入れることにとても興味があるんだ。
少なくとも自分でアートゲームをつくってオンラインで発表したいと思っている。これはここ数年ずっと挑戦していることなんだ。今はそのためにAS3を使い始めて、オブジェクト指向のプログラミングの基礎を学んでいるよ。時には難しくてイライラしたりするけど、視野を広げてくれて本当に楽しいんだ。


CBCNET:MAX Japanではどんな話を?また日本で楽しみにしていることは?

James:僕が今まであまり公開していなかった過去数年間に作っていた作品やその背景を見せる予定なんだ。そうしたことをみんなと共有できるのが楽しみだし、僕の制作の過程を伝えられたらと思っている。
あとは、朝も昼も晩も日本食を食べる事を楽しみにしてるよ!



11月1日、2日に開催されるAdobe MAX JapanではFITCスペシャルセッションがあります。
詳細は以下をご覧ください。

http://www.adobemax2007.jp/session/special-s.html


fitc_max_james_top.jpgJames Paterson 氏(Presstube)

1980年ロンドン生まれ。現在カナダ モントリーオール在住。

世界各国から注目を浴びる彼の作品はパリのポンピドーセンターをはじめ、台北現代美術館、ロンドン ICA、ソウル、イスラエル、東京、オーストリア、バルセロナ...などの有名美術館で体験可能だ。

また、クライアントワークとして NIKE、SONY、Apple、HP、Burton、Motorola や歌手の Bjork の作品も手がけている。

http://www.presstube.com/

Links




PAGETOP