Home > Article > Interview

die ( JAZZY SPORT )

March 22, 2005 2:10 PM


JAZZY SPORT。宇田川町にレコ屋があって、ダンサーとかデザイナーとかいて、イベントをよくやっていて、CDも出していて、一体なんの集団??という印象が最初はあった。音楽がわかっていて、そこから入っていくと彼らのレコ屋にあるセレクションを見ればなんとなくわかるかもしれない。
僕がdieさんを知ったきっかけは雑誌+81でのエディトリアルからだった。他のページとは明らかに違うオリジナリティーを放っていて、毎回何らかの細工がされているページがいつも楽しみだった。また、たまにCD屋で好きなデザインのジャケと思って手に取ったら裏に「JAZZY SPORT」と書いてあったこともあった。
好きなものが周りにないから、全部自分たちでやっちゃおう。それを自然とやってるのがJAZZY SPORT。
今回はデザイナーのdieさんのアトリエで話を聞いてきた。



Interview with die from JAZZY SPORT

Q:dieさんはどういう経緯でデザインを始めたんですか?

die: もともとMACを直してたんだよね(笑)修理屋だね。仙台の工業系の高校出てから東京に来て普通に就職したんだよ。でもやっぱり飽きちゃったんだよね。でもデザイン行ったの・・・、なんでだろうね(笑)

Q:なんか好きだったとか。
die: いや、なかったね(笑)とりあえず音楽が好きだったから、ジャケットやりたいってのはあった。ジャケットって結構ダサいのばっかだったから。全部音楽だね。音楽なかったらデザインやってないね。それからデザイン事務所にアシスタントに入ったんだよ。最初はアドとかカタログとか広告系の仕事ばっかりだったけど、そこでかなり鍛えられた。やっぱりああいうのを最初にやらないと出来ないと思う。細かい仕事を最初にやらないと、何でも一緒だ
けど基礎は大事だなって。

Q:ヒップホップとかそういうカルチャーに入ったきっかけはなんだったんですか?
die::中2のときに友達に貸してもらったスパイクリーの「ドゥ・ザ・ライト・シング」っていう映画を見た瞬間「すげー」って思ったんだよね。それからブラックカルチャーにハマって、ダンス甲子園が流行ったりして、ダンスもやってたね。廊下で踊ったり(笑)そのあと中3の時ぐらいにアシッドジャズにハマって、Gilles Peterson のTalkin' Loudとかからジャズが好きになってイギリスの音楽にが好きになったんだよね。

Q:最近好きなデザイナーとかお気に入りの本とかあります?
die: 雑誌はStraight No ChaserとかWaxpoeticsとかかな。音楽雑誌なんだけどカッコいいんだよね。日本だったらPENが好きだね。日本だと音楽雑誌でカッコイイのないから本は作りたいな。

あとアムステルダム発の音楽レーベルRush hour のジャケをやっているMACHINEやROCKWELLのPARRAは好きだね。彼のタッチとかすごくいい。他にはSTONE THROWとかのジャケやってるJeff Jankとか。結局は、みんな知り合いで音楽系だね。ベタで言ったらTOMATOかな。TOMATOのSIMONは昔SOULⅡSOULとかアシッドジャズのジャケとかやっていて、それで好きなんだよね。TOMATOというかSIMONが好き(笑

Q: JAZZY SPORTはどうやって始まったんですか?
die: いくつかのデザイン事務所転々としていてたんだけど、フリーになってたまたま音楽関係の仕事が入ってきたんだ。そのとき知り合ったA&Rの気仙さんと音楽が共通で「なんかやらないか」ってなって。それでいっしょに働いていたマサヤ君と3人で始まったんだよね。
JAZZY SPORTはもともとお店は盛岡にあったんだけど、みんな東京で活動してたからこっちでやろうって。渋谷にレコード屋が出来たのは2003年からだね。

Q: JAZZY SPORTっていろいろやってますがどうやって表せばいいんでしょうね?
die: プロダクションかな。レコード屋もレーベルもあって、デザイナーもダンサーもいて。結局、みんな音楽が共通で集まったんだよね。こういうブラックカルチャー的なものが好きで。

Q: LOWDOWNとはどういう経緯で関わったのですか?
die: LODOWN は売り込みに行ったんだよ。メールとかじゃなくて直接ベルリンに(笑)。それで話したらすごい気に入ってくれて。ベルリンとかも案内してくれて、それでいきなり数ページやることになったんだよね。

Q: 今後は何かあります?また今後のJAZZY SPORTはどういう方向に向かうんでしょう?
die: 今PONYとダブルネームで靴とか出そうとか、あとStraight No Chaserで次号特集で載るとか、いろいろあるよ。でもまあ、こんな感じでこれからも出来ればいいかな。あまり売れても困るしね(笑
そりゃもちろん大きな仕事もやりたいけど、ゆっくり徐々に上がっていけばいいかな。



null_01.jpg
die氏が手がけたジャケットの数々。MITSU THE BEATS, GAGLE, CROWN CITY ROCKERS, INSIGHT, OTHELLO,  THE PROCUSSIONS, Jazzida Grandeなど。

null_01.jpg
PAINT WORKS


die_work_adidas.jpg
Left: AD for Adidas // Right: SA-RA CREATIVE PARTNERS



null_group.jpg

null_01.jpg
(L)office

null_01.jpg
(L)話にも出てきた、TOMATOのサイモンが89年に手がけたSOULⅡSOULのジャケット。
(R)waxpoetics http://waxpoetics.com/


VISIT JAZZY SPORT !!!

Profile

「YOUJI YAMAMOTO」、「men's BIGI」、「FILA」、キューバ映画「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ」...ファッション系デザイン事務所で得たヴァイタリティーを、"音楽"という新たなカルチャーへ変換させ表現することに挑み続ける。
2002年には、JAZZY SPORTプロダクションを設立し、ジャズの名門レーベル「BlueNote」、ヒップホップ・アーティスト「GAGLE」、クラブ系音楽ユニット「bayaka」...といったアルバム・カヴァーを始め、カルチャー誌『+81』ベルリン発『Lodown』といった誌面での活動、「EDWIN」、「adidas」
広告他、国内ブランド「アメリカン・ラグシー」などの服飾関係デザインも担当する。渋谷セルリアンタワー・ホテルで行っているイベント「JAZZCATS」ではライヴ・ペインティングを披露、精力的な活動を見せる。また国境を越えたデザイナー、イラストレーター、グラフティーライターとの関わり
も深く、その活動範囲はもはや"世界"で渡り歩いていると言えよう。
今後、注目のプロデューサー・ユニット「SA-RA」のレコード・ジャケットや、UK発の某音楽カルチャー誌に特集が予定されていて、更なる"世界"侵食は続く。


JAZZY SPORT
"女性に優しいハードコア"をモットーに、様々な空間をスペシャルなものに変えてしまう素敵な集団 JAZZY SPORT。DJ,MC,デザイナー,ライター,Dancer,等メンバーは様々なプロダクションをハイクオリティー且つスピーディーにこなせるポテンシャルをもつ。 JAZZを根底に、間が作る黒いGROOVEに敏感に反応。 hiphop,house,downtempo,Brokenbeats,Jazz等を同じ文脈で解釈。 盛岡のMusic shop、東京のプロダクション&アト
リエ、N.Y.Cを拠点におく。そして、2003/10/10渋谷宇田川町にJAZZY SPORT music shop 渋谷店をオープンさせる。最近では、英BBCにも取り上げられWORLD WIDEに活動中。
Interview&Text by Y.Kurita


die from JAZZY SPORT 
http://www.jazzysport.com/

Related links
http://www.ode-music.com/
http://planetgroove.jp/

CBCNET:WORK

CBCNET WORK



PAGETOP