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山口幸士個展『SKATE SPOT』 フォトレポート

March 4, 2009 10:36 PM


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(上の画像をクリックすると、スライドショーで画像が見れます。10Images)

昨年末、アーティスト山口幸士の個展がNO.12 GALLERYにて開催された。その模様を、展示を終えた彼の言葉とともに紹介。


展示の意図/背景


ストリートで滑る際には縁石を削ったり、タイルの路面を砕いてしまったりと、どうしても破壊的な行為になってしまうスケートボード。それ故スケート禁止の看板を立てられたり、縁石にはスケート止めを付けられたりとスケートスポットが消えていくのを目の当たりにしてきました。

祖父がヨーロッパの風景画家だったこともあり、幼少の頃には風景画の展覧会によく連れていかれました。そこで受けた印象は、静かな美術館で手を後ろで組んで静かに鑑賞する、みたいなとてもつまらないものでした。しかし自分の好きな風景を描けば何か変わるのではないかと思いました。

普段からどこか買い物に行った時や、デートをしている時、また車を運転している時にもスケートが出来そうな場所を常に目で探している自分に気がつきました。そこで、風景画家の祖父を持ち、絵を描いていて、スケートが好きで、スケートスポットを常に探している自分を見つめ直した時に、スケートスポットの風景画というのは自分にぴったりの画題だと感じました。そこで消え行くスケートスポットを自分なりの表現で残したいと思いスポットを描いています。

スケートスポットには何か特別なパワーがあると思います。板にタイヤを付けただけの乗り物に、みんな仕事が終わった後でも一生懸命になって、楽しんで、葛藤して、ケガをして、自分のスタイルを作っていってスゲーかっこいいみたいな。
普段生活している街並を違った目線から見る事が出来るんです。ファッションとも音楽ともアートとも密接で、こんなにかっこよくておもしろいものはなかなかないなと思います。それを自分のフィルターを通して表現できたらと思っています。

それと、四ッ谷にアトリエを何人かでシェアしているのですが、そこにスケート業界の仕事をしている方がいます。その方が「スケボーに人生を捧げる価値はあるよ」って言っていました。
純粋にかっこいいな~と思いました。そこで自分もスケート業界に貢献したいなと思ったんです。自分がスケートスポットを描いていき、ギャラリー等で展示して、お客さんに観てもらって少しでもスケボーのかっこよさ、おもしろさが伝わって、何か新しい発見ができるきっかけになれば良いなと思っています。


展示を終えてみて


わざわざ1時間以上かけて観に来てくださった方がいました。話しを聞くと、70年代にスケボーをやっていてスケート関連の展示があると観に行っちゃうんだよね~と話していました。
その方は40代だと思うのですが、スケボーってそれだけ魅力があるんだと再認識させられました。日本にも世界にもスケートスポットは沢山あるので、色々な所へ行って描いてスケートボードの魅力に迫れればと思います。


プロフィール

originalstyle(オリジナルスタイル) 山口幸士
http://orista.jp/
1982年 神奈川県川崎市生まれ。
洋画家であった祖父と、スケートボードや絵本からの影響は大きく、クラフト感にこだわった作品を精力的に発表している。これまでにスケートボードブランド『TERRAFIRMA』のデッキデザインや『METROPIA』へのグラフィック提供。またプロスケーターの岡田晋氏と田口悟氏が2009年より始めるブランド『PUSH CONNECTION』でメイングラフィックを手がけている。
現在、日本のスケートシーンの魅力に迫るべく、スケートスポットを描く日々が続いている。

Detail

山口幸士個展『SKATE SPOT』
http://no12gallery.com/schedule/log/eid126.html

展示期間:
2008年12月19日(金) - 2008年12月24日(水)
会場
NO.12 GALLERY

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