平川紀道展「observers」[Category:Info]
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今年、トランスメディアーレ(ドイツ)での展示、世界最大のデジタルアートフェスティバル、アルス・エレクトロニカ(オーストリア)にて優秀賞受賞など、世界的にも注目が集まる若手メディア・アーティスト平川紀道の初となる個展が、11月8日から自身の出身地でもある島根の島根県立石見美術館にて開催される。
平川は、主にコンピュータを媒体として、普遍的でありながら、日常生活では気づかない事柄について、観る者に直感的に気づかせる作品を制作している。GLOBAL BEARINGやDriftNetはその代表的な作品例である。
今回の個展では新作2点、計3点の作品が紹介される。展示室では、コンピュータなどの機器だけでなく、作品を観る人の脳、眼球、鼓膜を含む様々な観測装置が、「現時間」における「現象」を観測(observe)し続けるといった状況を作りだす。それは、作品を体験する私たちが「世界」を再認識するひとつのきっかけとなるかもしれない。
特設のブログでは作品についてなどの情報もアップデート中。島根ということで都心からは遠いがYCAMも一緒に見に行くのも良いかもしれない。
平川紀道展「observers」
http://observers.counteraktiv.com/
会場:島根県立石見美術館 展示室B
会期:2008年11月8日(土) - 2009年1月5日(月) *火曜休館
開館時間:10:00 - 18:30 (展示室への入場は18:00まで)
観覧料:一般300円(240円) 大学生200円(160円) 高校生以下は無料 *( )内は20名以上の団体料金
機材協力:NECビューテクノロジー
公式ウェブサイト:石見美術館