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Semi-Permanent05

February 19, 2005 10:01 PM
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CBCNETでは何度も取り上げているSemi-Permanentは今年で3回目を迎える。IdNらが始めたデザインカンファレンスは世界中で行われるようになった。そんな中でもこのイベントはウェブ発といった面で他のとは異なる。元々オーストラリアは欧米に追いつけ精神であったが近頃はその勢いや個性も独自性が出てきている。そんなムーブメントの中心になったのがDiKというサイトであり、オーストラリア中のクリエイティブが集まるリアルなイベントSEMIPERMANENTとなっている。
昨年実はSEMI、IdN両方のイベントに参加する機会があったのだが、やはりまったく違う印象のものであった。IdNは商業的にカンファレンスをビジネスとしてやっているので○○EXPOといった感じであり、一方SEMIは個人ノリ、「とりあえず友達集めて楽しもう」的感覚である。
たびたび話にあがるがデザインカンファレンスとしてこういうイベントの姿勢は難しいものがある。去年SEMIに行った際NEWSTODAYのJASONにインタビューする機会があった。(某雑誌にその記事は載っているがインタビューは5分の1ほどしか掲載されていないのでここにちょこっと記させてもらう)彼はデザイナーとして活動しているのだが広告等はもちろん一消費者として見ない、というか見れない。みんなもそうであると思うが、当然そういう習慣が付いている。そんな中カンファレンスのパンフにあれやこれやスポンサリングのものが入っているとどうしても違和感を感じる部分がある。イベントとして規模を大きくするには当然資本がついているものだがそこをうまくデザインカンファレンスなのだからデザインで隠せないのだろうか、といった話である。クリエイティブと資本ということに関して考えさせられる話だった。

さてカンファレンスだが、SEMI第一回目は超豪華なメンツで、Shepard Fairy (USA)、Banksyー(UK)、123KLAN(フランス)、DMOTE(オーストラリア)、BURNCREW (オーストラリア)などが会期中ペインティングを繰り広げた。その模様はSHIFTレポートで見れる。
またこのカンファレンスであまり取り上げられないが、全入場者に配られるボックスが素晴らしい。ここもデザイナーがやっている良い面で非常に質が高い。正直これだけで入場料分の価値はあると思う。良いデザインカンファレンスはこうしたところからも楽しめるのだと思う。

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今回の会期は3月ということで向こうは夏。去年は日本人をほとんど見かけなかったのでこれを読んでバカンスがてらデザイン三昧を過ごしたい人にぜひオススメする。



CBCNETではこのイベントを取材予定です。オーストラリアのデザイナー情報やインタビューを読みたいデザイナー・アーティストなどいましたらメールにてぜひ連絡ください。
hello@cbc-net.com
Semi-Permanent05
http://www.semipermanent.com/

シドニーで開催されるDesign is Kinky主催のデザイン・カンファレンス
A Design conference held in Sydney by Design is Kinky.

SPEAKERS
• Build • Ed Templeton • VICE Magazine • Marok - Lodown Magazine • PlanBSE • Psyop • Qube Konstrukt • Revolver Film • Resn • TWiN • Weta Digital • The Wilderness

DATE
18 & 19 March 2005
Harbourside Auditorium

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