世界最大のメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカ」の30周年を記念し、現在、東京都現代美術館にて「サイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年」が開催されている。それにあわせて日本からの受賞者、メディアアート関係者、学生、メディアアートやメディアカルチャーに興味を持つすべての人たちのためのサウンドイベント&パーティが3月20日(土)にVacantにて開催される。
アルスエレクトロニカが誕生してから30年、およそ150人の日本人が受賞し、様々なかたちで多くの人が関わってきた。このフェスティバルにおける日本からの参加者が果たした役割は少なくない。一方、昨年日本国内では国立メディア芸術総合センター設立についての批判があり、「メディア芸術」、「メディアアート」という言葉の定義も曖昧なままである。そのような状況の中、アルスの30周年を祝いつつ、日本のメディアアートの現在、未来について話し、問題を共有し、考える場を持ちたいという思いから、アルス関係者によって自主的に企画された。
ライブ出演予定のアーティストはSine Wave Quartet、Mimiz、明和電機、スプツニ子!(ロンドンよりライブ中継)、フォルマント兄弟(出演/岡野勇仁&田中悠美子)。特設サイトでは、この企画の賛同者を広く募っているので少しでも関係する方は是非積極的にコミットしてほしい。