80年代より、「情報社会と身体」をテーマに、テクノロジーとその思想を批評的に検証しながら、時代を挑発する作品を発表し続けるアーティスト、三上晴子。山口芸術情報センター[YCAM]にて2010年3月より彼女による大規模な個展が開催予定だが、その関連展示として、三上晴子+市川創太による作品「gravicells(グラヴィセルズ)- 重力と抵抗」が、改訂新バージョンとして、1月24日(日)から再公開される。
YCAMでは、「アート&サイエンス」をテーマに、情報技術を駆使したオリジナル作品を構想し、プロダクションチームYCAM InterLabの技術開発のもとで、多数の作品の制作・発表を続けている。本作品も2004年5月、YCAMにて滞在制作・初公開され、これまでに世界8ヶ国12都市を巡回展示し、世界を魅了し続けている。
「gravicells」は重力と、それを感じる身体や知覚の存在を体感できるインタラクティブ作品。今回の展示では、YCAM InterLabが技術協力をおこなうことによって、大幅な改訂が加えられ、空間の変化がよりダイナミックに表現されることとなる。
3月からスタートする個展にて展示される新作「Desire of Codes / 欲望のコード」及び関連展示2作品も見逃せない。
写真提供:山口情報芸術センター[YCAM]