在日フランス大使館にて開催されている「No Man's Land」の一環である現代美術展「MEMENTO VIVERE / MEMENTO PHANTASMA」に出品予定のアーティスト、大山エンリコイサムがグラフィティ/ストリートアートをテーマに「ポストグラフィティの開拓線」と題したシンポジウムを企画している。
二部構成で予定されている同シンポジウム、第一部では社会学や文化批評の現場でこれまでにグラフィティへの問題意識を提示したことのある論客、酒井隆史、南後由和をゲストに迎え、グラフィティにおいて重要なキーワードである「スタイル」という概念と、ポップカルチャーとしてのグラフィティが持つ「シミュラークルな様態」を結びつけ議論を展開する。
第二部ではDUNEの編集長、林文浩とライター/DJである荏開津広の両氏を交え、具体例を中心に、グラフィティ/ストリートアートをより現場に近い目線で議論する。
グラフィティ、ストリートアート、芸術さらには社会学をも包括する、興味深い内容になるだろう。