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書家「宮村弦」ニューワークス 2010 by artless  

December 15, 2009 2:50 PM
書家「宮村弦」ニューワークス 2010 by artless  

京都市東山のギャラリー「SferaExhibition」にて、書家の宮村弦によるエキシビジョン「image langue(イメージラング) ‐未解文字の蠱惑‐」が開催される。ディレクションを担当するのは世界的に活躍するデザイナー、川上俊(artless)。

戦後より、文字の造形性や意味性との関わり合いに大きな混沌を抱え込んだ現代書に言及すべく、宮村弦は本展覧会において「イメージラング」というテーマを設定し、墨象作品からなる「読む抽象」という体験を提案する。そして、書に対する美意識を大胆に解釈し提示するため、グラフィックワークのために開発された「ピクトリコ・アートペーパー」を用いた書をグラフィックアートとして展開する。

川上俊のデザインには余白や間といった日本美に見られる要素が多く、書美に共通する点が非常に多い。洗練されたデザイン演出によってしつらえられた宮村弦の墨象アートプロジェクトに是非期待したい。

また、東京ミッドタウンSferaShop Tokyoにてエクステンション展示を同時開催。両会場では、書とコラボレートした川上俊の新作「2010」「ballon as vase」も展示される。

Detail

書家 宮村弦 ニューワークス2010 by artless
「 Image Langue 」(イメージラング) -未解文字の蠱惑-

http://gen-m.jp/w/gen2010.html
2010.1.3(日)-1.31(日)
11:00~20:00 水曜定休 入場無料

SferaExhibition (スフェラ・エキシビション)
http://www.ricordi-sfera.com/


■アーティストプロフィール/Artist profile
宮村弦 Gen Miyamura
gen-m.jp
書家/calligrapher。1980年、静岡生まれ。新潟大学大学院修了。2005年より本格的に作家活動を開始。文字美・墨象美の昇華を図る。様々な媒体において活動を展開し、前衛的なその表現は、デザインやファインアートなど非書領域にまで広がりを見せている。また、他方では、書の魅力を広めるべく教壇に立つことも多く、活動の場、表現は多岐にわたる。書の美意識を背景に描かれる作品はメディアにも多々掲載され、注目を集めている。毎日書道展毎日賞、他、受賞多数。


川上俊 Shun Kawakami (artless)
www.artless.co.jp
shunkawakami.jp
デザイナー/designer。1977年、東京生まれ。artless
Inc.代表。アート・デザイン・ブランディング・インタラクティブ・映像・インスタレーション・空間演出など、ジャンルやカテゴリ―に捕らわれず、広い視野でデザインを考え活動している。同時に、国内外でのエキシビションの開催・参加及びキュレーション・各メディアへのアートワークの出品など、アーティスト活動も精力的に行っている。既存の枠組みを取り払い、デザインとアート双方から多方面へアプローチを仕掛けている。NY
ADC : Young Gun 6、NY TDC、London International Award、One Show、Tokyo
TDC等、多数受賞。

 


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