戦後日本の復興の起点となった商業都市「新宿」。鉄道の結節点として世界で最も多く人々が交差する場所であり、日々急速に変化し続ける都市でありながら、思い出横丁のような戦後の名残りを残した地域が不思議なバランスで共存している希有な街でもある。
企画展「トレジャー・シティ」は絶え間なく変化する新宿の過去、現在、未来を読み解き、都市の記憶、生活する人々、未来像を捉え直し記録するといった試みの展覧会である。
出展者は現代美術、メディア・アート、コミュニティデザイン、教育など多方面にわたり、それぞれが捉え、表現する「新宿」もまた多様である。会場は日本を代表する繁華街のど真ん中。新宿歌舞伎町のシネシティ広場に特別に設置される輸送コンテナにて作品展示を行う。会期中はアーティストトークなど関連イベントも開催される予定。