福岡にあるギャラリー、三菱地所「ARTIM(アルティアム)」にて、国際的に活躍するアーティスト、マイケル・リンの日本初となる大規模な個展が開催される。
ケル・リンは1964年 東京生まれ。現在は台北とパリ、ベルギーを中心に活動している。
10年前に福岡で行われた福岡アジア美術トリエンナーレ(1999)をはじめ、光州ビエンナーレ(2002)、光州トリエンナーレ(2005)など世界各地で作品を発表し続け、美術館やカフェ、教会など人が集う空間に展開されたペインティング作品は、人と人、そして建物と対話を生み出している。彼の作品はそのような日常の空間にとけ込み、人々の自然なコミュニケーションを生み出すが、それこそが彼の作品の特徴と言える。
今回の個展では、日本の伝統建築をベースに、彼の手で独特なアレンジを加えた、観客が体感できる、動きを持った絵画インスタレーションを発表する。
また、同時期に第4回福岡アジア美術トリエンナーレ2009も開催される。