グラフィティのエッセンスを抽出し、表現する美術家、大山エンリコイサムによる新作展『FFIGURATI』が8月22日より、アーティストランスペース「con tempo」にて開催される。
大山エンリコイサムは今年(2009年)、東京藝術大学大学院修了後、現在も東京を拠点に制作活動を行う気鋭の美術家である。彼はグラフィティに見られるような、躍動感溢れるシャープなラインを、パターンのように用いて描く作品で知られている。
これまでに、数多くのイベントでライブペイントを披露。自らも、HUOVAというライブペント・ショーケースを主催。さらに、ファッションブラントとのタイアップや、幼稚園でのワークショップなど、多岐に渡り精力的に活動を展開してきた。
最近では美術系のシンポジウムやトークイベントにも多数参加、執筆活動も行う等、さらに活動の幅を広げ、美術としての理論構築にも力を注いでいる。
今回の展示タイトル『FFIGURATI』はイタリア語で文字通りに読むと、「FIGURA(FIGURE)/ TI(YOU)=形を作れ」という意味。限界までねじり、しぼりとられたグラフィティのエッセンスがどうのうな形を作りだしているのか、楽しみである。
オープニングの8月22日にはライブペント、トークを予定している。