Dots&linesにて連載中のアーティスト 飯田竜太が参加する、所沢ビエンナーレ「引き込み線」が8月28日からスタートする。
昨年の所沢ビエンナーレ・プレ美術展「引き込み線」では17日間の開催で、およそ5千人の来場者を記録し、美術展の在り方に一石を投じた。今年はその記念すべき第一回目の開催となり、前回から展示空間を拡大し、新たな参加者を加え、より一層充実した展覧会を目指す。
展覧会は、作家自身による手作りの自主企画展であり、開催に当たっては主に所沢市在住の美術家が中心となっているが、「表現者の原点に立ち還って自ら表現活動のできる場をつくる」という展覧会の主旨に賛同を得た多くの共鳴者と共に行われる。
そして、美術家はもとより批評家、美術館員、学者、思想家、他の美術を構成するすべての成員が同じ表現者として参加し、「表現の現場」をつくりあげ、会期終了後には作品の記録と批評誌の機能を合わせ持つカタログを出版する予定。
タイトルの「引き込み線」にはそのように、全ての美術に関心のある人々の意志を引き込んでいくという思いがこめられている。会期は9月23日まで。