野口久美子、平川紀道、森浩一郎、3名のコラボレーションによる、2トンの"氷"を素材として使用した作品「氷の計測」が郡山市立美術館の庭にて、8月2日、一日のみ限定公開される。
この作品は、無線モジュールとセンサーを搭載した電子ディバイスを氷の中に埋め込み、氷の外的情報を計測しリアルタイムにデータを表示させ、さらに、氷が溶解する様子をデジタルカメラでインターバル撮影し、リアルタイムにアニメーションさせる。そのようにして、長い時間をかけて氷が溶けて行く様子、つまり世界が氷を溶かしているという事実をリアルに感じることが出来るかを検証する、実験的試みである。
当日、郡山市立美術館では野口久美子が参加する企画展「ゆらめく日常　アートの交差展　〜新進アーティストの視点〜」も同時開催中。野口の他、青山ひろゆき、北村奈津子、タムラサトルの若手作家４名による展覧会であり、こちらも見逃せない。
福島県にて、氷のアートを眺めながら暑い夏の一日を涼しくすごしてみてはいかがでしょうか？