「true/本当のこと」は2007年、山口情報芸術センター [YCAM]、金沢21世紀美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館の共同制作により創作された、テクノロジーと身体の関係性を探る舞台芸術である。その初演で大きな話題を呼び、08年7月シンガポール、11月ニューヨークでの海外ツアーを経てこの度、いよいよ初の東京公演を迎える。
このパフォーマンス作品は藤本隆行(Dumb Type)のディレクションのもと、白井剛(AbsT/baneto)や川口隆夫(Dumb Type)、真鍋大度など、舞台、音楽、映像、メディアデザインの最先端で活躍する10人のアーティストが集結し生み出された。
インタラクティブな舞台空間に立つ2人のパフォーマーの動きが瞬時に音や映像そしてLED照明と同期することで、あたかも舞台全体がひとつの生命体のように機能する。そして、身体の動きが即座に環境を変容させる様は、予め見かけを作りこむ通常の舞台芸術とは一線を画しており、リアルタイムインタラクションがもたらす知覚効果は、生々しい現実「ture」を提示する。
公演は8月の6, 7, 8, 9日の4日間を予定しており、最終日以外の講演後には参加アーティストとスペシャルゲストによる日替わりアフタートークを行う。チケットは既に販売が開始されているので、気になる方はお早めに。
true/本当のこと