ドイツ・スイスを拠点に、ヨーロッパを中心に世界各地で活躍するアーティスト・ユニット、山下麻衣+小林直人による展覧会が5月16日からTSCA Kashiwaにて開催される。二人がこれまでに参加した主な展覧会は、2008年 "Re-imagining Asia", Haus der Kulturen der Welt (HKW)(ベルリン)、2007年 "I Am Future Melancholic", テートモダ ン(ロンドン)、"ビデオナーレ11", ボン美術館(ドイツ)、2006年 "ARS 06 -Sense of the Real", キアズマ現代美術館(ヘルシンキ)トランスメディアーレ.06, アカデミエ・デア・キュンステ(ベルリン)など。
コントロールできない自然や動物と関わること。繰り返され単調に感じる日常から、一歩レールを外れてみること。疑問と向き合い、行動に移す少しの勇気と成し遂げる忍耐を持つこと。
山下+小林の制作過程は、小さな固定概念の山を飛び越える楽しさ(そこにある彼ら自身の「覚悟と忍耐」の現実をも軽やか?に飛び越え・・・)、私たちが見過ごしがちな、日常の中に溢れる小さな奇跡の輝きに、気づかせてくれる。
現在、ギャラリーの東京・新スペース開廊を予定しているTSCA Kashiwa。今回の展覧会がKashiwaのギャリースペースとして最後の展覧会になることが予想される。これまで420㎡だったスペースは700㎡に拡張され、今回の展示は館内の一階と二階、吹き抜け空間を十分に活かした展覧会構成になっている。この機会を是非お見逃しなく。