アーティスト・ラン・スペース「Kiviak」は、荻野 瑶海、川上 慎平、菊池 正、積島 直人、谷口 暁彦、藤森 大輔の若手作家6名で運営されるアトリエ兼ギャラリースペースだ。彼らは昨年の4月頃から活動を開始し、この度、所属作家によるオープニング・エキシビジョンが土、日限定で開催される。
彼らの表現は絵画や彫刻、映像、パフォーマンス、デジタル・メディアを用いたものまで実に多様であり、表現の主題も各々で異なる。
kiviakはグリーンランド、アラスカ、カナダなどのイヌイット(エスキモー)が作る漬物の一種で伝統的な発酵食品。海鳥(ウミスズメ類)をアザラシの中に詰めこみ、地中に長期間埋めて作る。1年の準備期間を経て発酵された彼らの表現に期待したい。