ルクセンブルグ出身の新進気鋭作家ツェ・スーメイの日本初個展が水戸芸術館にて開催中。会期は5月10日まで。
2003年のベニス・ビエンナーレでルクセンブルグ館に金獅子賞をもたらした、今もっとも注目すべきアーティスト。イギリス人ピアニストの母と中国人バイオリニストの父の間に生まれ、自身もチェロ奏者でもあるスーメイは、知的なユーモアを交えながら、音楽や音、東西の文化やアイデンティティをテーマとした作品を作っている。
本展は、こうした真摯なテーマを知的なユーモアを交えてスマートに表現した、ビデオインスタレーション、彫刻、写真などにより構成される。新進気鋭アーティストの日本で初めての個展となる今回、ぜひ見ておきたい展示なるだろう。