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魅惑と嫌悪の複々製 Re-Reproduction / Abjection

March 2, 2009 4:53 PM
魅惑と嫌悪の複々製 Re-Reproduction / Abjection

デザイナーであり、芸術家である粟津潔の展覧会が現在、川崎市市民ミュージアムにて開催されていが、その関連イベントとして3月7日に電子音楽ライブが企画されている。入場はなんと無料。
電磁石やモーター、マイクロフォンたてるおかしな音。普段なら〈ノイズ〉として聞き捨てられるそれらの音たちをフォーカスし、観客へと届ける堀尾寛太。ブレッドボードという実験場で、音と電子工作に戯れるバンドマン、ブレッド・ボード・バンド。彼らの行き着く先は電子工作と〈ノイズ〉の彼岸である。 音楽の彼岸、あるいはユートピア。Creative Commonsに準拠したFree Soundという場に魅入られた濵哲史はターンテーブルを新たな楽器として作り替え、リアルタイムにミックスしていく。そして、トリをつとめるのは中原昌也。いったいどんなライブになるのか見逃せない。
その他にも、まだまだこれから開催されるワークショップやコンサートが目白押しの展覧会。詳細が気になる方はホームページをチェック。

Detail

電子音楽ライブ
魅惑と嫌悪の複々製
Re-Reproduction / Abjection

会場:川崎市市民ミュージアム(東急東横線 武蔵小杉駅よりバスで10分)
日時:3/7 [fri] 開演:18:30 -
入場:無料
URL:http://www.awazu2009.jp/event

出演者:
Hair Stylistics(中原昌也)、The Breadboard Band、
堀尾寛太、濵哲史

Hair Stylistics(中原昌也)
(ヘア・スタイリスティックス/なかはら まさや)
1970年東京都生まれ。80年代後半より「暴力温泉芸者=Violent Onsen Geisha」名義でノイズやサウンド・コラージュを駆使した音楽を制作。美術作家Mike Kelley、Paul McCarthyとの共演も行なっている。97年からユニット名を「Hair Stylistics」に改め活動。また作家として『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』『名もなき孤児たちの墓』『中原昌也 作業日誌  2004→2007』などを執筆。2001年『あらゆる場所に花束が…』で第14回三島由紀夫賞を受賞。現在、Monthly Hair StylisticsとしてCDを12ヶ月連続リリース中。

The Breadboard Band
(ザ・ブレッドボード・バンド)
ブレッドボードを用いて音楽を演奏するバンド。ブレッドボードとは、電子回路を設計・検証するために電子部品を取り付けるボードで、電子部品を簡単に取り付けることができ、即座に配線を変更することが容易にできる。このようなの特徴を活かして、実験的な音響回路や映像回路をボード上に作り上げ、その場で回路を組み替えながら演奏する。

堀尾寛太
(ほりお かんた)
1978年広島生まれ。アーティスト。九州芸術工科大学大学院音響設計系修了。電磁石やモーター、マイクロフォンやジャンクなどを組み合わせた自作デバイスによる演奏やインスタレーションを各地で行うほか、電気好きの集いDΩrkbΩtTΩkyΩ(ドークボットトーキョー)のオーガナイズや、展示・プロトタイプのデバイス制作などの活動を展開している。

濵哲史
(はま さとし)
1985年大阪生まれ。多摩美術大学卒。生活の中いまさめている感覚・時間を契機にそれを解決しようとしている。プログラミング・録音・編集によって音楽的なインスタレーションの制作やパフォーマンスを行う。


複々製に進路をとれ 粟津潔60年の軌跡
URL:http://www.awazu2009.jp/
会期 : 2009年1月24日(土)〜 3月29日(日)
会場:川崎市市民ミュージアム 
開館時間 : 9:30 - 17:00(入館は16:30まで) / 休館日 : 月曜日、2月12日(木)
観覧料 : 一般800円 65歳以上・学生500円 中学生以下 無料

 


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