『SITE ZERO/ZERO SITE』はメディア・デザイン研究所より刊行される人文・社会科学雑誌で、2006年7月31日にその第0号が発刊された。コミュニケーション・チャンネルの多様化が進むなかで、雑誌メディアを興すことの現在的な意味を内容および流通の2側面からとらえて、批評と理論の場の顕在化のためになにができるかを試行をつづける媒体であることを目的としている。
先月、10月25日に発刊されたばかりの最新号(第2号)では「情報生態論──いきるためのメディア」という特集が組まれ、企画者のドミニク・チェンをはじめ、高橋悠治、田中浩也、三輪眞弘、渡邊淳司、市川創太、徳井直生など、主に研究者や批評家、美術作家といった面々が独自の視点で問題を捉え、執筆にあたっている。詳しい著書/著者についてはサイトゼロの目次+サマリーのページを見てほしい。本論冒頭見開きがpdfにて閲覧できるようになっている。
昨今の人文・社会学について考えるための大変興味深い内容であることは間違いないので関心のある方は是非手に取って読んでみてほしい。
取扱書店、発行部数は限られているのでwebサイトをチェックの上お早めに。