山口情報芸術センター[YCAM]では、2013年度に開催する「アートと環境の未来・山口 YCAM10周年記念祭」に先駆けて、総合アーティスティック・ディレクターの坂本龍一氏とともに、7月31日にワークショップ「walking aroundsurround(ウォーキング・アラウンド・サラウンド)―山口の音に耳を傾ける」、8月1日にコンサート「2050年を想像する音楽―ドビュッシーとケージからの発想」を開催する、またそれに合わせ特設サイトも開設された。

特設サイトでは、10周年記念祭の概要や坂本龍一氏からのメッセージを紹介しているほか、8月1日のコンサートの様子をインターネット中継で視聴できるなど、10周年記念祭の情報がアップデートされる予定となっている。

今回のワークショップでは〈音を聴く〉という行為にスポットを当てたYCAMオリジナルワークショップ「walking around surround」を坂本氏とYCAMがコラボレーションしながらリメイクを予定しており、山口の未来を担う市内の小学生を対象に実施される。

またコンサートでは、20世紀の音楽史に多大な影響と変革をもたらしたクロード・ドビュッシー(仏/生誕150年)とジョン・ケージ(米/生誕100年)の楽曲の中から、「環境とアートの未来・山口 YCAM10周年記念祭」のテーマである「庭」の主題を巡った音楽作品を取り上げ、坂本氏を始め、大友良英、ジム・オルークら演奏家たちが、彼らの音楽に対する現在からの応答、さらには未来へのメッセージとして、さまざまなアプローチで即興演奏をおこなっていく。

これらのイベントは、いずれもYCAM10周年記念祭が掲げる「アートと環境の未来」をまずは〈聴こえるもの〉として提示するもので、絶え間なく流動するこの世界を注意深く感じ取る感受性や想像力を再発見し、拡張する実験的な試みとなる。

今後も10周年記念祭へ向けたYCAMの活動に注目したい。

ダイアローグ&コンサート「2050年から見る環境と芸術の未来」
(2011 年、YCAM) 撮影:田邊アツシ

参考記事:
坂本龍一氏とゲストを迎え、未来・次世代に向けたメッセージを世界へと発信するイベント『2050年から見る環境と芸術の未来』12月16日、YCAMにて開催

http://www.cbc-net.com/event/2011/11/ycam_10th_event/
http://www.ycam.jp/live/2012/08/preevent-concert.html

Information


山口情報芸術センター[YCAM] 10 周年記念祭プレイベント「2050年を想像する音楽―ドビュッシーとケージからの発想」
http://10th.ycam.jp/#pre-events

日付/時間 :
2012-08-01(水)19:00開演(18:00開場)
場所 :
スタジオA /
料金 :
前売 一般 3,500 円/ any 会員・特別割引3,000 円/ 25 歳以下2,500 円
当日 4,000 円

※コンサート前日7/31(火)は休館日となりますので、前売チケットの販売は7/30(月)19:00まで(インターネット予約は18:00ま で)となります。ご注意ください。
※当日券は、8/1(水)18:00より販売いたします。(お一人様2枚まで)
インターネットでのご予約·購入
山口市文化振興財団チケットインフォメーション(YCAM内): 083-920-6111
チケット発売日:any会員先行予約6月17日(日)/一般発売6月24日(日)

出演者:坂本龍一、大友良英、ジム・オルーク、長尾洋史、甲斐史子、林憲秀、木ノ脇道元、佐藤洋嗣、今込治


主催:公益財団法人山口市文化振興財団
後援:山口市、山口市教育委員会
協力:Kab America Inc.、Kab Inc.、ヤマハ株式会社
機材協力:カラーキネティクス・ジャパン株式会社
企画制作:山口情報芸術センター[YCAM]