口紅を塗る暇がないあなたへ – Simone Giertzさんによる日常生活を豊かにするロボットたち
マルコ・テンペストによるハイテクイリュージョン動画で息を呑んだ後はSimone Giertzのナンセンスで役に立たないロボット動画でほっと一息ついてみてはいかがでしょうか。
ということでストックホルム出身のSimoneさんがつくる口紅を塗るためのリップスティック・ロボットや、朝食を食べるためのブレイクファスト・マシンなどなど、ロボットアームが出てきて「お、ハイテクでよくできてるのかな」と思きや、最高にぐずぐずで全然機能してない機械たちはとにかく可笑しくて最高。動画の佇まいもシュールで思わず笑ってしまいます。近作のチョッピング・マシンの動画はテレビショッピング風でこちらも動画がよくできてます。
Meet the queen of sh*tty robots!Check out Simone Giertz’s channel: https://www.youtube.com/simonegiertz
Posted by INSIDER design on Thursday, February 25, 2016
彼女のオンラインポートフォリオを見てみると、初期作品はちゃんとVimeoで動画を上げてたみたいだし、TweeliumとかSoundstagramなんかは割と大文字のメディアアート然とした作品に見えます。そして前述した作品で使ってるロボットアームはSparkfunのuArmっぽいので、この辺のことに関してのリテラシーや技術力はけっこう高そう。なのでちゃんと実装すればそこそこ動作するものはつくれるんだろうけど、敢えてぐずぐずにしてるところを見ると、メディアアートに対する批判的精神でこっちのナンセンス路線にシフトしたのか、ただユーチューバーになりたかっただけなのか、、、謎です。
ちなみに日本では明和電機を筆頭に、最近だとヘボコンとかTwitterで有名(?)なmansooonさんなんかがナンセンスマシンクリエイター(?)として有名ですね(?)