ドローンを使ったパフォーマンスの未来は? Marco TempestとRhizomatiks Researchによるビデオ “24 Drone Flight”
“Augmented Reality Magic”と題してテクノロジーとマジックを掛けあわせたパフォーマンスが話題を呼んだMarco Tempestさん、日本でも何回か公演を行ったり、TEDでもプレゼンテーションビデオがあったり、知ってる方も多いかと思います。
「テクノ・イリュージョニスト」なんて紹介もされているようですね。
そんなテンペストさんがディレクターを務めるニューヨークのMagicLabと真鍋大度さんや石橋素さん、Rhizomatiks Researchチームがコラボレーションしたパフォーマンス・ビデオをご紹介。
24台のドローンがテンペストさんの周りを飛び回り、テンペストさん自身やドローン同士が認識し合い、群れをなす鳥たちのように空間を移動していきます。
ご存知の方も多いかと思いますが、真鍋さんらライゾマティクスチームはダンスカンパニー”Elevenplay“の公演などでもドローンを使った演出を取り入れ、技術的にもどんどん高度になり洗練されている印象で、この分野では突っ走っている世界的なチームの1つでしょう。
多方面でドローンの話題はありますが、今後こういったパフォーマンス分野での演出方法も多様化していきそうです。もはや技術自体がイリュージョンの域を超え始めてるので、それがどのような演出やコンテンツに反映されていくのでしょうか。洗練された技術であればあるほど、演出家、コンセプトメイカーが大事になってくるでしょう。
またARやドローン、プロジェクションマッピングなどは、いわゆる「見えるテクノロジー」で視聴者が「見たことがない物語」を作り上げていますが、今後どんどん進化していくと「見えないテクノロジー(意識しない/できないテクノロジー)」と融合していき、イリュージョンの新たな次元が出現するのかもしれません。いやはやどうなっていくのでしょう、いろんな想像ができますね。
テンペストさんのリサーチプロジェクトは以下にまとめられています。
こちらが「Augmented Reality Magic 1.0」。2009年、結構前なんですね。。
TEDのトークは以下。
ほかにもいろいろパフォーマンス動画がありますよ。
ちなみに、
こちらが、ELEVENPLAYとRhizomatiks Researchによる3人のダンサーと24台のドローンのダンス・パフォーマンスのビデオ。