異なる領域のアーティスト、クリエイターによるジャンル横断的クラブイベント「unboxxx」の第二回目が7月26日に恵比寿LIQUIDROOM2FのスペースKATAにて開催される。

第二回目の今回のテーマは「体」。
筋電、脳波などの「生体信号」の観点から、切っても切り離せない音楽と身体の関係に新しい光をあてる試みとなる。

出演は脳波によってコントロールされる猫耳『necomimi』で大きな話題をよんだneurowearプロジェクトと広告から独自プロジェクトまでテクノロジーと人間の新しい関係性を探求するQosmoによる新しい音楽体験を演出する。
フロアで踊るオーディエンスの脳波を測定し、集中度が下がった状態が一定時間以上続く場合にDJが強制的に交代させられるという「Brain Disco」、頭を空っぽにして音楽に集中しているときだけ音が聞こえるミュージックプレイヤー「Neuro Turntable」と、なんとも気になる内容。

また、生体信号といえば 顔の筋肉に電気信号を与えることで表情をコントロールする “electric stimulus to faceシリーズ” が世界中で話題となった真鍋大度氏も参加。こちらはなにやら新作を出すかも?とのこと。

今後、注目される分野であろう生体信号とデジタル表現、どんな実験的な試みが行われるのか楽しみにしたいイベントだ。



necomimi


electric stimulus to face -test3 ( Daito Manabe )

Information


unboxxx #2 “body & mind”
http://www.kata-gallery.net/events/unboxxx2/

日時: 2012.7.26 / 19:00-23:30
開場: Venue:Kata Gallery (Ebisu LIQUIDROOM 2F)
〒150-0011
東京都渋谷区東3-16-6
LIQUIDROOM 2F

入場料: 1,000yen

DJ
Daito Manabe
Nao Tokui (op.disc, PROGRESSIVE FOrM)
Nao (addictedloop/GIFTED)
Hayashi Daisuke (surroundloop, hayashisound)
more DJs… TBA

neurowear
“ニューロウェア”は「Augmented Human Body(拡張身体)」をコンセプトに、脳波や生体センサーを用いたファッションアイテムやガジェットを開発するプロジェクトです。
第一弾 “necomimi” の他、さまざまなアイテムの企画・開発を行っています。
http://www.neurowear.com/

Qosmo
徳井直生、澤井妙治、アレキザンダー・リーダー の異なるバックグラウンドを持った3人により、2009年に設立。
日常生活に現れるテクノロジーの存在、現象に着目し、テクノロジーと人間の新しい関係性を探求している。
http://qosmo.jp/

真鍋大度
Rhizomatiks founder/programmer/artist
1976年東京生まれ。ジャンル、フィールドを問わずプログラミングを駆使して様々なプロジェクトに参加。
筋電位センサーを用いたダンサーとのパフォーマンス作品、やくしまるえつこの脳波、心拍数をweb上でストリーミングしたyakushimaru bodyhack、脳波・心拍数のログをiPhoneで取得して二次利用するpub-bioプロジェクトなど、生体データを利用したプロジェクトをバイオアーティスト・エンジニア照岡正樹氏の協力の元、数多く手がけている。
08年よりハッカーズスペース「4nchor5 la6」を石橋素と共同主宰。
http://www.daito.ws