先日、limartでも開催されていたオランダのグラフィックデザイナーWim Crouwelの展覧会が今度は代々木のblind galleryにて開催されている。

本展ではWim Crouwelが1960年代に手がけたポスター約10点と、グラフィックデザイナーの田中義久氏とsemitransparent designによる、Wim Crouwelがデザインしたフォント[Stedelijk]を使用した、モニターで生成されるDigital Clockを展示される。以前見逃した方は必見だ。

会場では、展覧会に合わせて制作したカタログを販売。また、Wim Crouwelのデザインしたタイプフェイスを使い、購入者の選んだ文字列が印刷されるオリジナルトートバッグの受注販売される。

会期は3月20日まで。

Information

blind gallery
東京都渋谷区代々木1-28-9
代々木VILLAGE内
会期 2月24日~3月20日
(3月12日クローズ)
営業時間 11〜20時

http://www.blind-gallery.jp/exhibition.html

Wim Crouwel
1929年 フローニンゲン生まれ。
1953年 アムステルダム芸術アカデミー卒業後、デザインの仕事に携わる。
1956年にはEdy de Wildeがディレクターを務めるVan abbemuseum Eindhovenの仕事をスタート。Edy de WildeがAmsterdam Stedelijk Museumのディレクター就任に伴い、同美術館のデザイナーを務める。
1963年にはBenno Wissing、Friso KramerらとTotalDesignを設立。
PTT(Dutch State Post, Telegraph & Telephone Company)やRabobank、Rotterdam Municipalityなどオランダ国内の企業のためのデザインや、1970年の大阪万博オランダ館のグラフィックデザインなどを手がける。Delft UniversityやErasmus University Rotterdamの講師など、教育にも力を注ぐ。
1993年からはフリーランスのデザイナー、コンサルタントとしてアムステルダムを拠点に活動。