3331 Arts Chiyodaのスクーリングプログラム・ARTS FIELD TOKYOにて、科学、テクノロジー、アート、デザイン、広告に関する2つの注目すべき講義が行われる。

1つ目は、10月22日、アーティストであり、哲学者であり、科学者のジョー・デイヴィス氏による講義「あの作品ができるまでシリーズ4」。

ジョー・デイヴィス氏のプロジェクトはどれも私たちの想像を超えたものばかり。
例えば、宇宙人と交信するために膣の収縮運動を宇宙に送信したり、コード化したギリシャの哲学者の言葉をショウジョウバエの目のDNAに組み込んだり……。一見”異常”にも見えるものばかりだが、そんな彼のプロジェクトのテーマは、「すべてのことはしばしば、いちばん意外な方法でつながっている」ということ。
世の中に存在するあらゆる決まりごとと衝突しながら、自分の信念を貫き続け、彼独自の”世界の捉え方”を探求しているのだ。

では、そんな彼がなぜプロジェクトを実現できたのか?彼のなにが人をひきつけるのか?なぜNASAやMIT、ハーバード大学が彼のプロジェクトに興味を持つのか?そのひとつの答えが、彼の活動を撮影したドキュメンタリー映画『HEAVEN + EARTH + JOE DAVIS』にある。(監督のPeter Sasowskyは、Joeを10年間撮り続け、編集に2年をかけて完成させた。)

レクチャーでは、来日中のジョー・デイヴィス氏が自身の活動について語るとともに各国のドキュメンタリー映画際で招待されながらも、日本では一般上映されていない本作を特別上映する。

「渋谷ハチ公前クリーンエネルギー実証実験」
人や物の振動で発電する振動発電の実証実験として渋谷ハチ公前で実施。発電した電力は、絵の中に仕込んだLEDを点灯させてクリスマスのイルミネーションに。

2つ目は、10月28日、テクノロジーとクリエイティブ、その双方を自由に行き来する株式会社イメージソース取締役/プロデューサー・ 小泉望聖氏による講義「テクノロジーからきこえる未来の足音」。

科学や工業、医学の分野だけでなく、アートやデザインの世界にも大きな存在であるテクノロジー。芸術の発展にとって、常に欠かせない存在であった「技術」が、今のクリエイティブにとってますます重要な要素となっている。テクノロジーがクリエイティブを実現させ、クリエイティブがテクノロジーに息を吹き込む。いつしか両者は切っても切り離せない関係となってきた。

国内外の企業の広告やキャンペーンを多数手掛けるイメージソースは、最新技術とクリエイティブ、両方の目線と理解を持ち、さまざまな科学反応を起こしている。

レクチャーでは最新技術とクリエイティブを結びつけ、それぞれが内包する可能性を引き出す小泉氏が、分野や領域を横断しながら新たな可能性を探し求めることでつくられる未来について語る。

申込は以下公式サイトより

Information

講義「あの作品ができるまでシリーズ4」
講師:ジョー・デイヴィス(作家、哲学家、科学者)
http://artsfield.jp/lecture/000186.html
2011年10月22日(土)18:00-20:30 (受講料:2000円)
来日中のデイヴィスが語る「世界の捉え方」
(国内では一般公開されていない彼のドキュメンタリー「HEAVEN+EARTH+JOE DAVIS」も特別に上映致します)

講義「テクノロジーからきこえる未来の足音」
講師:小泉望聖(株式会社イメージソース 取締役・プロデューサー)
http://artsfield.jp/lecture/000184.html
2011年10月28日(金)19:00-21:00 (受講料:2000円)
Technology IS creative. 最新技術とクリエイティブがもたらす、ワクワクする未来