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JR田端駅から徒歩15分。東京の下町、荒川区東尾久の「おぐぎんざ商店街」に構えるギャラリー「OGU MAG」にて、ただいまエキシビジョン「アラカワ・アフリカ4:アーティストたちの荒川とアフリカでの仕事」が開催されている。アフリカでの滞在制作を行ったアーティスト3組を招聘し、東京都荒川区において制作、ワークショップ、アートツアー、展示を行うプロジェクトの一環だ。

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参加作家は田口行弘、蓮沼執太、西尾工作所ナイロビ支部の3組。
いずれも今年、アフリカ・ケニア共和国の「ナイロビレジデンス2」(主催:西尾工作所ナイロビ支部)を行ったアーティストたち。ギャラリー内では、ナイロビで滞在制作した作品と、荒川で制作した作品をフュージョンさせて展示している。

その内容はアーティストによって様々だ。田口行弘による、アフリカの景色と荒川の景色が混在するドローイング。蓮沼執太による、ナイロビのアーティストと荒川ワークショップ参加者による即興音楽のセッション。西尾工作所ナイロビ支部による、アフリカ暮らしにまつわる数々の思い出と荒川区での生活体験をクロスさせる試み、などなど。

実は荒川区には、かつてアフリカからの働き手がたくさんいたり、アフリカの布と太鼓の品揃えが日本一豊富なお店があったり、両者を結ぶ意外な接点がある。
アフリカのモノと日本のモノが混在するギャラリーで両者に想いを馳せてみては。

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この「アラカワ・アフリカ」プロジェクトは今年で4回目。
アートによる表現活動を通して、遠いようで近い「アラカワ」と「アフリカ」の繋がりを探る試み。ギャラリーOGU MAGを運営する映画コーディネーターの齊藤英子さんを筆頭に、荒川区内でアフリカにまつわる諸活動を継続的に行なってきた会社やギャラリー、アーティスト団体などのメンバーが「アラカワ・アフリカ実行委員会」を形成し、2010年から毎年実施している。

展示は10月11日(金)まで。

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Photo by Naoko Sakuragi

Information

アラカワ・アフリカ4
http://arakawaafrica.wix.com/home

会期:9/2(Mon.)-10/11(Fri.)
会場:OGU MAG(東京都荒川区東尾久4-24-7)、アフリカ屋/TDF東京ジャンベファクトリー(荒川区町屋2-9-8)、その他荒川区の各所
参加アーティスト:田口行弘、蓮沼執太、西尾工作所ナイロビ支部
主催:アラカワ・アフリカ実行委員会
共催:公益財団法人荒川区芸術文化振興財団、荒川区
助成:公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団、公益財団法人荒川区芸術文化振興財団
協賛:アサヒビール株式会社、OGU MAG
協力:OGU MAG、アフリカ屋/TDF東京ジャンベファクトリーほか